もう間もなくプロ野球が開幕します。黒田、大谷、松坂などなど、話題はいろいろあると思いますが、名古屋のファンにとってはどうにもそれに乗っていけない感があります。今年はこれまで以上に中日ドラゴンズが低迷しそうな予感がするからです。

　開幕前の予想でも大半の解説者が中日をＢクラス、それも最下位と予想しているようです。バランスが取れている巨人、広島、阪神がＡクラス、投手力に不安はあるものの打線に迫力があるヤクルトとＤｅＮＡがそれに続き、投打ともに補強もなく貧弱なままの中日が必然的に最下位となるわけで、これはファンの目から見ても仕方ないと思えます。

　長年ベテラン頼みでずっと戦力低落傾向にあるにも関わらず、リストラするばかりで有効な補強をしないのですから強くなるはずがありません。話題は５０歳山本昌ばかり。かつて投手王国を支えた吉見、岩瀬、浅尾が当てにならず、使い捨てのように若手を酷使するばかりでは王国復活は無理でしょう。大島、平田こそ主力になってきた打線も、相変わらず和田だ荒木だ森野だ谷繁だでは、とても上積みは考えられません。

　優勝争いは巨人と広島の一騎打ちではないかと見ていますが、そこに絡めないまでも、せめてＡクラス争いくらいは見せてほしいと思っていますが、開幕直後にコケたらそのままズルズルと下位を低迷しそうです。小学校低学年の頃からかれこれ４０数年プロ野球を見てきていますが、中日がこれほど開幕前から弱そうなシーズンはちょっと思い出せません。

　今年はＪリーグの名古屋グランパスもスタートから３試合未勝利と出遅れていてすでに沈滞ムードですが、野球とダブルで悲惨な結果になりそうで、何とも暗いシーズンの始まりです。