幹事クリタのコーカイ日誌2015

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2月26日 ● 老後のためにいくら必要か。

 昨日の早期退職に続いて辛気臭い話題ですが、果たして老後の生活にはいくらかかるのか、老後資金をどれくらい用意しなければならないのかということをアバウトに考えてみます。40歳以下の人には興味がわかないかも知れませんが、実は僕たち世代ではすでに手遅れで、40歳くらいからこそ真剣に考えないといけない話です。もちろんどういう生活をするのか、親の遺産はあるのかなどで大きく変わることは間違いありませんが、仮に夫婦2人が贅沢しないまでもケチケチせずに済むレベルの生活をリタイヤ後に維持するのにはいくらかかるかと考えてみます。

 光熱費や食費、身の回り品などの生活費が20万円、住居費は持ち家なのか賃貸なのか場合によると思いますが、仮に分譲マンション住まいでローンなしの管理費等だけとして3万円、クルマ1台の維持費(駐車場代、ガソリン代、保険、車検、税金等)で5万円、その他の被服費、娯楽費、教養費、交際費などで10万円として38万円。ざっくり約40万円くらいが月々必要だと仮定します。もちろんもっと切り詰めることは可能ですが、ケチケチしない程度の生活が前提ですから。クルマも手放せばかなり楽になりますが、とりあえず必要でしょう。

 年間で480万円。夫婦2人で貰える年金額を300万円とすると毎年約200万円もの赤字です。これを老後のための資金で穴埋めするとなると65歳から20年間なら4000万円。もし85歳以上まで長生きしてしまったらもっと必要になります。しかも年を重ねるほどに医療費はかかるし、持ち家だって古くなれば修繕費もかかります。たまに旅行もしたいとか、孫に小遣いをあげたいとか、クルマだって買い替えたいしと考えると、ざっくり見積もっても老後資金5000万円程度は必要だと思われます。

 子ども1人育てるのに2000〜3000万円と言われますから、子ども2人育てたら5000万円。つまり夫婦共稼ぎで子どもがいなければ必要以上に浪費しない限りは5000万円くらいは貯まるわけで安泰ですが、もし子どもが3人もいたら大変なことになってしまいます。5000万円どころか2000万円だってよほど気を付けて貯金をしていないと難しいでしょう。また最近多いアラフォーになってから子どもが生まれた場合は、一番お金がかかる大学生の頃にはすでに退職時期ですから、これもよほど気を引き締めていないとマズイことになります。

 我が家の場合は娘があと1年で大学を卒業するのが救いですが、住宅ローンはたっぷり残っています。このまま老後資金が十分に用意できない場合は、ずっと働き続けるか、生活費を切り詰めていくしかないわけで、昨日書いたようにあまり長く働きたくない僕としては、いま自分が使っているお金の見直しをしないとヤバいなぁと痛切に感じています。65歳までひーひー働きたくなければ、やっぱり宝くじを当てるしかないかなぁ。1億円も当たればもう残り人生無敵モードですからね。


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