幹事クリタのコーカイ日誌2015

[ 前日翌日最新今月 ]

2月15日 ● ボトムの2人。

 今年で創設30年目を迎えた我がテニスサークル。創設者としてただ1人、30年間の歴史を知っているわけですが、男性陣のレベルはずっと右肩上がりで、今がサークル史上もっとも強いのではないかと思います。そのサークルで長年「ボトム」を支えているのがサークル歴20年のK上くんと、同じく10年のI藤くん。K上くんはテニス歴25年のベテランでテニススクールでは上級クラス、I藤くんにいたっては学生時代にはテニススクールでアルバイトコーチをしていたという経歴の持ち主ですが、そんな2人がボトムになるのは、実は彼らよりも実力が劣るメンバーは僕が入会を断ることにしているからです。

 本人たちにしてみればどれだけ経ってもサークルで一番下なんですから辛いかも知れませんが、反面テニスというのは自分より上手な人、強い人と練習しないとなかなか上達が望めないスポーツ。そういう意味ではもっとも素晴らしい環境であるとも言えます。実際この2人は参加率が抜群に高いので、近年のサークルのレベルアップに伴って、2人ともめきめきと実力を伸ばしてきています。

 そこでこの2人を招集して山本麻友美プロの練習会に参加してもらいました。いつもなら男性の上級メンバーが集まって、山本プロとダブルスをガシガシやるのですが、今回は最近上達著しい2人をプロに見てもらい、更なるステップアップのためのヒントを授けて貰おうという考えです。ボトムとして頑張ってくれている2人への幹事としての気配りです。

 K上くんはバックハンド、I藤くんはフォアハンドのストロークが苦手なので、個々にプロと打ってもらってアドバイスを貰いました。それぞれへのアドバイスは省略しますが、相変わらず的確な指摘をしてくれる山本プロ。横で聞いていても「なるほど」と納得してしまいました。後は本人たちがどこまでそれを消化できるかだろうと思います。

 その後はいつものようにダブルスをやったのですが、山本プロも以前の彼らに比べて随分上達していることに驚いていました。2人ともボールを攻撃的に強く打てるようになったし、イージーなミスも随分と減りました。もっともこれはプロ相手だからこそできている部分もあります。どうせ守っていても勝てないし、そもそも負けてもともとなので思い切ったプレーがしやすいし、しかもプロのボールはミスヒットが少ないのでリズムが取りやすいということもあります。むしろサークル内でのゲームの方がプレッシャーがかかりやすいのでしょう。

 こうしてボトムのレベルがどんどん上がっていってしまうと、ますますサークルに新しい男性が入りにくくなってしまいます。今は男性は人数が揃っているから無理に入れる必要もないので良いんですけど。それより問題は初級者でもOKと言っているのになかなか女性が入ってこないことの方です。相変わらずこちらの良い解決策は見つからないので困っています。本当にテニス好きならレベルを問わずなんですけどね。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」