幹事クリタのコーカイ日誌2015

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2月7日 ● ちょび髭ではなくカイゼル髭。

 ジョニー・デップ主演映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』。公開されたばかりなのでまだ見ていませんが、やたらとテレビで宣伝しまくりです。いろいろなワイドショーや情報番組などで取り上げていて、来日したジョニー・デップもサービス満点で宣伝しまくっています。これだけ力を入れたプロモーションぶりを見るにつけ、相当に製作費をかけたんだろうなぁ、コケたら大変なんだろうなぁと思ってしまいます。

 ジョニー・デップは僕も好きな俳優なので、今までにもかなりの作品を見てきましたから、見るのはやぶさかではないのですが、ひとつだけ気になっているのが、やたらと「ちょび髭」を主張していること。「ジョニー・デップがちょび髭のインチキ美術商に」とか、「インチキちょび髭美術商に」「ちょび髭で話題の」「ちょび髭姿で登場」などなど、必ず「ちょび髭」というワードが宣伝文句に入っています。これはもう必ずです。映画会社が絶対に入れてくれとマスコミ各社にお願いしているのでしょう。

 そんなに髭を生やしたジョニー・デップが売りになるのかと、こちらからしたら不思議です。これまでも彼は髭を生やしているイメージが強く、今さら口の下にちょっと髭があるくらいでは物珍しくないと思うのですが。そして一番気になるのは、あの髭の形はどう見ても「ちょび髭」ではなく「カイゼル髭」であること。明らかに間違っているし、きっといろいろなところから「違う」と突っ込みも入っていると思うのですが、それでも敢えて訂正しない理由はなんなのでしょう?

 なんらかの理由があって間違った呼称を敢えて使っているのだとしても、このままでは髭の呼び名を間違って覚えてしまう人が増えるばかりです。誤用して良い理由が僕には思いつかないのですが、せめてちゃんとしたマスコミはこれが「カイゼル髭」であるときちんと伝えるべきではないのでしょうか?髭の名前が気になってしまって映画の内容がちっとも頭に入ってきませんし。


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