天気予報どおりに昨日から寒波がやってきました。晩秋だったのが一夜にして冬。それも真冬並みの寒さです。日本海側では風も強いし雪もかなり降っているようです。冬は鍋とか美味しいのは嬉しいんですが、基本的にはアウトドアスポーツのテニスには向かない季節だし、なにより寒くて朝起きるのがウンザリ。春まで残り３ヶ月余り、我慢しかありません。

　ただ１２月になって寒くなると年末気分は一気に盛り上がってきます。１年を総括する恒例行事も次々と行われます。今年の流行語大賞もそのひとつで、大賞は「ダメよ〜ダメダメ」と「集団的自衛権」となりました。昨年は４つも選ばれたのに対して今年は２つですから、それはまあ良かったと思いますが、「ダメよ〜ダメダメ」は納得ですが、「集団的自衛権」はどうなんでしょう？

　確かに今年話題になった政治用語ではありますが、流行語？しかも大賞？ちょっと首を傾げてしまいます。特に解散総選挙となったこの時期にこういう単語に敢えてスポットライトを当てるということ自体がかなり政治的です。ノーベル平和賞のように、流行語大賞もなにか政治的に問題提起をしたいのでしょうか？

　僕は大賞なんだから単語１つで良いと思うし、もしどうしてももう１つ選びたいのなら「ありのままで」か「妖怪ウォッチ」あたりが良いんじゃないかと。その年をパッと思い出せる象徴的な言葉を選んでくれないと、後々振り返った時に「？」となってしまいそうな気がします。まあ「集団的自衛権」「ダメよ〜ダメダメ」と並べて安倍政権を批判したいんだとハッキリ考えているのなら、それはそれでひとつの立場であり見識ではありますが。