幹事クリタのコーカイ日誌2014

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11月18日 ● ダメよ〜ダメダメ。

 九州場所8日目に白鵬が照の富士を押し出した後に、土俵下で背中を押す「ダメ押し」をしました。テレビ中継を見ていて「あ、危ない」と思いましたが、案の定、問題になって師匠の宮城野親方が審判部から注意を受けたそうです。なにせ土俵下です。そんなところで後ろから押したら観客席に飛び込んでしまいます。一般人が大きな力士に踏まれたら骨折など重傷になりかねません。極めて危険な行為です。「ダメ押し」に「ダメ出し」が出るのは当然で、むしろ本人に直接注意しないのは甘いと思います。

 そもそも白鵬は昔からこの「ダメ押し」の癖があります。今場所でも見ていると土俵を割った相手力士に対して、意味なく最後にひと突きするシーンを何度も見ています。もうほとんど無意識にやっているようですから「癖」なんだろうとしか考えられませんが、これまできちんと注意せずに放置してきたから「癖」になって直っていないわけで、これを機会に改めてきちんと親方が指導すべきでしょう。じゃないと、いずれ誰かを怪我させることになるのではないかと思います。

 朝青龍があまりにも問題児過ぎたので、白鵬は随分と立派な横綱のようにマスコミが持ち上げていますが、貴乃花や、白鵬が目標にしている大鵬に比べたら全くその所作には品格がありません。相手を土俵上で睨みつけることもしばしばありますが、あれはまだ実力が足りない力士のやること。大横綱ならもっと悠然と構えて欲しいです。また懸賞金を受け取るときも朝青龍に負けないくらい品が悪く、盗賊の親分かと思うくらいです。横綱らしくもっと淡々ときれいに受け取ってもらいたいものです。

 朝青龍と同じような態度を取るのは、モンゴルでは対戦相手に対する礼儀の考え方が欠如しているのかも知れませんが、モンゴル力士が全てそういう態度というわけでもないですから、やはり師匠の指導の差なのかなとも思います。もしくは大横綱になったのだから、何をしても許されるという傲慢な感覚で粗暴に振舞っているのかも。

 いずれにしても横綱というのは全ての力士の範となるべき立場ですし、社会的に与える影響も大きいのですから、きちんと白鵬を指導してもらわないと困ります。若い力士が白鵬がそうだったからと真似てしまったら相撲文化が崩壊しかねません。


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