先週カテーテルを抜いてから体が随分と軽くなりました。実際に体重は1kgくらいは減りましたが、そういうことではなく、やはり体の中心に異物を入れていたのがなくなって、すっかり楽になったのです。ひどい時は歩くたびに痛かったわけですから、それに比べたら天国と地獄。お陰でテニスをしていても楽しい楽しい。

　カテーテルが入っていて痛かった時もずっとテニスは続けていたのですが、カテーテルを入れて間もない時はまだしも、最後のカテーテルに石が付着して動くたびに痛かった頃は、動けば痛いのですからテニスが楽しいわけがありません。動きたくないのですから守備範囲も極端に狭くなって、ほとんどペアに任せていました。プレイするためではなく、幹事の責任として運営するために行っていたようなものです。

　ちょっと自分でも意外だったのは、体が楽になったら、きっといろいろなことに積極的になるのかと予想していましたが、そうではなく単にテニスがやりたくなっただけでした。それだけ痛みとテニスが密接に関わっていたわけで、友達と会ったり、映画を見たり、音楽演奏はあまり痛みと関係なかったので、それほど変化はありません。劇的にやりやすくなったテニスに比重がかかってしまい、むしろそれ以外のことは後回しになっているのが現状です。

　逆に考えれば、これから年齢をさらに重ねて、どんどん体が動かなくなったら、その時にはやはりテニスがあまり楽しくなくなってしまうんでしょう。そのためにも音楽をプレイして楽しめればいいように、今のうちにしっかり基礎を作っておきたいし、年取っても遊んでくれる友達も大事にしないといけないなと改めて痛感しています。