幹事クリタのコーカイ日誌2014

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10月17日 ● 人体の不思議を実体験。

 尿路結石の手術をして約2ヶ月経ちました。未だに石が出てきた感じはしないので、多分まだ中にいると思われます。しかもこの数週間、なんとも調子が悪くて、真っ赤な血尿は出るし、頻尿や残尿感も以前よりひどくなったし、なにより排尿をした後の股間の痛みが気になってうんざりしていました。

 で、あまりにも症状が悪くなって、体もダルくてしんどかったので、かかりつけの泌尿器科にいって診てもらったら「尿路感染症」と診断されました。多分手術をした時にできた尿路の傷口から菌が入って悪さをしているんだろうと言うことで、数日抗生剤を服用しました。その結果、各症状はかなり改善されたのでヤレヤレと思ったのですが、排尿後の股間、特に睾丸の痛みが消えません。

 先生に「まだ痛いんですけど」と訴えたら、なんと「それは睾丸の痛みではありません」と言われてしまいました。いや、実際に痛いのに何を言ってるんだと思ったら、僕の痛みは膀胱の痛みだと言うのです。膀胱にはまだカテーテルが入っています。排尿すれば当然カテーテルが膀胱に当たって痛いのですが、確かに最初にカテーテルを入れた頃は痛かった膀胱が今は痛くなりません。先生によれば膀胱と睾丸の痛覚は近くにあるので、痛みの刺激が脳内で混同されやすいんだそうです。だから僕の脳が膀胱が痛いにも関わらず、それを睾丸が痛いと思い込んでいるんだとか。

 確かに先生が言うように、睾丸が痛いなら排尿時だけ痛いのもおかしいですし、実際には睾丸は腫れてもいないし触っても痛くありません。そうだったのかと納得したものの、自分が痛いところが本当は痛いわけではないというこの錯覚はなかなか新鮮な驚きがあります。人体の不思議を自分の体で体験しています。ただ、勘違いしているだけだとわかっていても、相変わらず排尿時には睾丸の方が痛いので「勘弁してくれよ」と憂鬱になっています。


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