３連休だというのに、着々と近づいてきている大型の台風１９号。しかもその歩みは遅く、当初は日曜日から月曜日にかけて東海地方は大荒れ予報だったのに、今では月曜日から火曜日ということになってしまいました。僕は日曜日も月曜日も何の予定も入れずに家にこもって台風をやり過ごすつもりだったのに、この１日のズレは大きいです。特に火曜日は朝からずっと予定が入っていて、暴風雨の中を出かけることになるのは避けたいところなのですが、こればかりはどうにもなりません。

　それにしてもこの秋の行楽シーズンに台風は連続で襲来するは、火山は噴火するはでは、観光地もたまったものではありません。稼ぎ時だというのに商売上がったりです。台風による人的被害は報道されますが、経済損失というのはあまり見かけたことがありませんが、今回は相当なものになることでしょう。

　もちろん観光地だけではなく、さまざまなイベントも各地で準備されているでしょうから、それらが中止になる痛手も大きいはずです。無理やり強行したところで人は集まらないし、もし事故でも起きれば主催者の責任も問われます。中止は仕方ないにしても、かけた手間暇まで無駄になるのはやりきれないことでしょう。

　交通機関への影響も甚大です。飛行機が飛ばない、船が欠航する、鉄道もバスも運休、高速道路は通行止め。ビジネスにしろ観光にしろ、移動を予定していた人が動きが取れなくなると、台風が来ていない思わぬところにまで影響が拡大します。もちろん、地震と違って台風は備えができますから、ある程度の予防策は取ることができますけれども、それでも台風自体をどうこうすることはできませんから、せいぜい先回りして移動しておくことくらい。しかもそれが簡単にできれば苦労はしませんし。

　今年は日本列島が「自然災害列島」であることを改めて思い知らされることが続いています。もっと防災対策を政府も真剣に考えて推し進めていって欲しいものです。