幹事クリタのコーカイ日誌2014

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10月11日 ● 恐らく妥当な平和賞。

 今年のノーベル平和賞には、若者や子どもたちの権利を守る活動を続けているパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさんと、インドの人権活動家カイラシュ・サティヤルティさんの2人が選ばれました。女性や子どもの人権と教育を受ける機会を守るために戦ってきた2人です。しかもイスラム教やヒンズー教の土地で過激派と戦いながら。実に平和賞に相応しい人選だと思います。

 日本では憲法9条に平和賞が授与されるかもと話題になっていましたが、マララさんたちと比べたら、そりゃもう勝ち目がないと言うか、それを差し置いて9条というのでは申し訳ないというくらいです。正直、9条に平和賞ということになると、かなり政治的な意味合いが強くなります。日本国民の間でも議論が分かれる問題だけに、ノーベル賞大好きな日本人に対する影響はかなり強いでしょう。安倍総理を筆頭とする改憲派にとっては都合が悪くなるし、中国や韓国の反応も心配です。

 もともと平和賞はこれまでも政治的な意図が強すぎて、他の賞との落差が大きすぎます。ノーベル賞から切り離して欲しいくらいです。というか、経済学賞、文学賞だって要らないかも知れません。毎年の村上春樹騒動ももうウンザリですし、理科系の各賞だけで十分でしょう。むしろ数学や農学などにも賞を用意した方が良いのではないかと個人的には思います。


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