幹事クリタのコーカイ日誌2014

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10月8日 ● 同期生がノーベル賞。

 今年のノーベル物理学賞を日本人3人が受賞しました。赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)。赤崎氏と天野氏が共同で青色LEDを実現し、中村氏が実用化したということで3人の共同受賞となりました。

 中村氏は有名人ですから置いておいて、名古屋ゆかりの赤崎氏と天野氏です。赤崎氏は京大卒業後、松下電器から名古屋大の教授に転身し、そこで学生だった天野氏と共同で研究をしたそうで、青色LED開発の舞台は1980年代の名大だったのです。実は天野氏の経歴をみたら僕と同学年。入学も卒業も僕と一緒ですから、まさに大学の同期生です。赤崎氏が名大に来たのが1981年、僕が3年生の時。まさか僕がテニスやらボーリングやらデートやらと遊び呆けていたあの頃に、世界を変えるような大発明が同じ大学の敷地内で行われていたとは。誇らしい反面、自分の所業を恥じ入るばかりです。

 もちろん同期生だからと言って、学部が違う天野氏と僕が知り合いのわけではありませんが、どこかここかですれ違っている可能性は十分あります。当時は入学してから2年間は教養学部でしたから、授業で一緒になったこともあるかも知れないし、もしかして体育の授業でやったバスケットで一緒のチームになっていたかも知れません。大学自治会主催の卓球大会で、僕のチームは決勝戦で浜松出身者のチームと対戦しましたが、浜松から来ていた天野氏がそのチームにいたり応援していたかも知れません。少なくとも工学部の友人の知り合いだった可能性は高いです。

 いずれにしてもノーベル賞受賞なんて、総理大臣になるのと同じくらい難易度が高いことをしたのが、自分の同期だったというのは誇りに思います。子どもが殺されたり御嶽山の噴火があったり台風が来たりと、暗い事件が続発している中、久しぶりに気持ちが明るくなるニュースでした。


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