幹事クリタのコーカイ日誌2014

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10月5日 ● また不毛なタイトル争い。

 またプロ野球で醜いタイトル争いがありました。オリックスと楽天戦で、首位打者をオリックスの糸井と競り合っている楽天の銀次が5連続敬遠されました。糸井は出場すらしていません。しかもこれを両軍とも「当然」と思っているようで、せっかく首位打者争いの直接対決を楽しみに見に来たファンを完全に無視しました。昔から繰り返される風景ではありますが、一体いつまで日本のプロ野球はファン不在の自分勝手な野球をしているのかと呆れてしまいます。

 優勝もCSも決まった消化試合にも関わらずスタジアムに来てくれているお客さんにとって、残る楽しみはタイトル争いくらいでしょう。それなのに、勝負を避けて平然としていられる神経がわかりません。せめてファンに謝罪のひとつもするとか、なんなら入場料を返金するくらいの覚悟でやるならまだしも、ファンに罵声を浴びながら平然と四球を出し続けられるのですから、かつての甲子園での松井への5連続敬遠を責められるはずもありません。

 もう何十年もこうしたことを続けている日本のプロ野球が人気を失い続けているのも当然だと思います。醜いタイトル争いだけではなく、これが象徴するようなファンを無視した、自分たちだけの内輪の勝手な理屈で運営をしているから様々な弊害が顕在化しているのに、それをいっこうに是正しようとしていません。MLBという身近なお手本があるのに、それを参考にしないで問題を放置しているのがファンにはわかるだけに、一層「がっかり感」が増すのです。

 プロ野球側は「娯楽の多様化」が人気衰退の原因だと考えているようですが、他人が悪い、社会が悪い、時代が悪いと言っていてもジリ貧なことくらいわからないのでしょうか?


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