幹事クリタのコーカイ日誌2014

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8月13日 ● ロビン・ウィリアムズの10年。

 僕が映画を一番たくさん見たのは80年代から90年代の20年間。当時は今に比べてずっと娯楽が少なかったので、映画を本当によく見に行っていました。デートはもちろん、男同士でも行ったし、ひとりでも行ったし、時間潰しでも行きました。映画の感想も書いていたし、パソコン通信の映画のフォーラムにも出入りしていました。

 亡くなったロビン・ウィリアムズはその頃によく見た役者でした。しかも彼は「優良俳優」でした。今も昔も外れが少ない俳優というものがいますが、ロビン・ウィリアムズもその一人で、彼が出ている映画なら大丈夫だろうと思って見に行ったものです。1987年(日本公開は1988年)の『グッドモーニング、ベトナム』のマシンガントークで鮮烈に出てきて、『いまを生きる』『レナードの朝』と立て続けに感動的な名作に出演し一気にスターダムにのし上がりました。

 その後、『フィッシャー・キング』『フック』『トイズ』『ミセス・ダウト』『9ヶ月』『ジュマンジ』『バードゲージ』『ジャック』など、わずか数年の間に多くの作品に出演、幅広い役柄をいずれも好演し、実に達者な役者だなと感心させられました。そして1997年(日本公開1998年)の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー助演男優賞を受賞。わずか10年間でハリウッドを代表する俳優になっていました。僕はこの10年、ずっと彼の作品を追い続けていたので、本当にどんどんビッグスターになっていくのを目の当たりにした感じでした。

 その後も『ナイト・ミュージアム』シリーズをはじめ、多くの作品に出演していますが、僕の中のロビン・ウィリアムズは、あの10年間がやはり印象的です。感動作もコメディもファンタジーも声優(『アラジン』)も何でもできちゃう達者な俳優。なかなかこれほどの人は現れません。ご冥福をお祈りします。


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