幹事クリタのコーカイ日誌2014

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8月12日 ● 付き合える人数には限りがある。

 先日Mっちゃんと話していた時に「クリタさんは未だにいろいろ出会いがあって良いなぁ」と言われました。確かに普通は50代にもなると、なかなか新しい人間関係というのは生まれないものかも知れません。Mっちゃんも、ここ何年、いやもっと長い間、ずっと同じ顔触れの中で過ごしているそうです。新しい人との出会いはせいぜいビジネスの場くらいだし、それもあくまでも仕事の付き合いであって、「友達」に発展することはごく稀ですし。

 その点、僕の場合はテニスサークルに毎年新しいメンバーが何人も入ってくるし、それに加えて最近は音楽関係の知人も増えてきました。趣味というのは損得勘定抜きですし、意外なところでも「友達の輪」(古いですが)が広がるので、趣味が多い人ほどいろいろな知り合いが増えていくことでしょう。そういう意味ではテニスも音楽も続けてきて良かったと思います。

 ただ昔からそうなのですが、自分が付き合える人間の数というのは有限だと思っています。単なる知り合いならともかく、友達と呼べる関係を維持するには、お互いそれなりに気持ちと時間と労力とコストをかけないと難しいと思っています。そうなると必然的に人それぞれのキャパシティに応じて限界が生じるのです。僕は浅く広いつながりよりも、狭く深く付き合いたいタイプなので、余計に自分のキャパシティを意識してしまうのかも知れませんが。

 こういう性格の人間は本当は幹事なんて向いていないと思います。やってもごく狭く小さな集団向きです。1人加えるなら1人出す、という枠とか定員とかをすぐに意識してしまうからです。もっと大雑把で、単なる知り合いレベルの付き合いを平気でガンガンできる人の方がきっと幹事向きですし、さらに言えば、どんなに多くの人を相手にしても疲れ知らずにコミュニケーション取れる人は政治家向きだと思います。300人以上にコンタクトを取り、100人以上も集まる高校の大同窓会の幹事をして、どっと疲れるのは、単なる年齢のせいだけではなく、どこかで性格的に無理をしているからではないかと思い当たりました。本当は数人単位の集まりが好きなんですよねぇ。


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