幹事クリタのコーカイ日誌2014

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8月5日 ● 感情のコントロールの巧拙。

 さすがに50年以上も生きていると、いろいろな経験をしてきた、はずです。ところがその割には大して経験が役に立っていないというか、あまり内面的に成長していないなと感じる時が多々あります。特に思うのは自分の感情のコントロールの未熟さ。イヤなことや腹の立つことがあると、つい感情を表に出してしまい、相手を不快にさせたり困惑させたりしてしまって、「まだまだ未熟者だな」と後で反省します。50才過ぎて未熟なんて、本当に情けない限りです。

 確かに世の中には腹立たしいことも多いし、ついていない時もあります。自分が悪いわけではないのに、そういう目に遭うと不愉快なのは仕方ないのですが、だからと言って不愉快な感情のままに振舞っても、何の解決にもならないこともよくわかっています。嫌味を言ったり暴言を吐いたりして、その場では少々発散できても、後で「あんなことを言わなければ良かった」という反省をするのだったら、ぐっと堪えるた方が良いに決まっています。

 最近知り合った女性が、ものすごく感情のコントロールが上手で、話しているとつくづく感心してしまいます。よくそこまでいつも笑顔で冷静に丁寧に振舞えるものだなと驚いてしまいました。本人にも思わず「怒ったり拗ねたり不機嫌になったりするの?」と聞いてしまったほどです。本人は「もちろんしますよ」と言ってましたが、よほど親しい気を許した相手ではない限り、とてもそういう顔は見せないだろうなと思いました。

 世の中にはそういう人を嫌いだと言う人もいるでしょう。作り笑いする人よりも、感情表現が素直でわかりやすい人の方が良いというのもわからないではありません。ただ家族や親しい友達でもないのに、そういちいち喜怒哀楽を押し付けられても面倒だなと思うことの方がやはり多いです。いや、家族でもノーコントロールでは面倒かな。相手していると疲れるから3歳児までにして欲しいです。


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