尿道カテーテル手術から３週間。当初はやたらと疲れやすいし、トイレは滅茶苦茶近いし、排尿のたびに腎臓は痛いし、尿は赤ワインのごとく真っ赤だし、夜は２時間おきにトイレに行くので寝られないしで、もう苦労というか、あまりの体調の変化に驚きましたが、最近はすっかり体も心も慣れてきてしまったようです。

　疲れやすいのもデフォルトになると、そういうつもりで生活しますし、排尿するたびに痛みや色で驚くこともなくなりました。夜にトイレに行くのも、大抵午前３時半〜４時頃と、６時前後と安定してきたので、逆にそういうペースができあがってきた感じです。全体に少しゆっくりのんびりと過ごしていれば大丈夫というのもわかってきました。トイレはとにかく近いので、いつでも行けるように注意をしていますが。

　その代わり、一気に減っていた体脂肪率もまた戻ってきてしまったようです。せっかく「カテーテル・ダイエット」を成功させようと思っていたのに、人間の体と言うのは意外に順応性が高いようです。異物を体内に入れているままでも、どんどん慣れて平気になっていくんだなと感心します。いつの間にやらカテーテルを体に取り込んでしまっていたらどうしようと、余計な想像までしてしまいます。

　もちろん、テニスは以前のようなペースではできないし、トイレには頻繁に通わなければならないので、不都合と言えばもちろん不都合なのですが、そんなことをいつまでも文句言っていてもストレスがたまるだけ。カテーテルを出してもらうまでは気にしないでいようと思っています。