幹事クリタのコーカイ日誌2014

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8月1日 ● 24歳年の差婚。

 昨夜は義弟(妻の弟)が婚約者を連れてきて、うちの家族と食事会。妻の実家は両親ともに亡くなり家も処分してしまったので、東京に住んでいる義弟は普段はこちらには戻ってきません。今回は結婚するから紹介したいということで、唯一の肉親の我が家と一緒に食事をすることになりました。

 これだけなら普通の話なのですが、義弟は54歳。僕のひとつ年上です。で、婚約者は2回り下の30歳。お互いに初婚です。最初にこの話を聞いた時は、家族一同「大丈夫か?」と心配になりました。そりゃそうです。義弟は単に年を取っているだけではなく、職業も不安定だし、背も低いし、頭髪は薄いし、雰囲気も怪しげだし、なにも好き好んでそんな冴えないオヤジと結婚しなくてもと思います。性格は明るくて気さくですが、うちの家族はもう義弟は結婚できないもんだと思っていたので、それが結婚するというだけでも驚きなのに、まさかそんな若い女性が相手だなんて、騙されているか、相手の女性が騙されているかどっちかだろうと、僕も子どもたちも思いました。

 婚約者の彼女は見た目も清楚で美人系。地味ですがルックスは悪くありません。スラッとしていて身長も義弟より5センチほど高いそうです。これがせめてすごくポッチャリだとかだったら納得できたのですが、ますます不安になります。そして話を聞いたら、なんと彼女の方が義弟を好きになって交際が始まったとか。それはもう美人局ではないのかと耳を疑うような話です。義弟が口説きに口説いたならまだしも、24歳年下の女性が、チビでハゲで貧乏な初老のオヤジに言い寄ってくるなんて、普通は犯罪目的以外考えられません。義弟の何が良いの?と聞いたら「顔」と言うのですから、もはや絶句です。うちの娘曰く「竹野内豊ならわかるけど、おじちゃんじゃあり得ない」。本当に僕もそう思います。

 婚約者は物静かでほとんど喋らない無口な子でした。散々僕たちが「本当にいいの?」と聞いても頷くだけ。「申し訳ない」と何回こちらは繰り返したことか。彼女は良いとしても、相手のご両親ご家族に申し訳ない気持ちでいっぱいです。聞けば先方のお母さんは義弟と気が合って気に入ってくれているそうで、お父さんはおとなしい人で反対もされなかったとか。ただお姉さんが気の強い人で猛烈に反対しているそう。義弟はまだこのお姉さんに会ってもいないらしいので、もう一波乱あるかも。「いつでも返品してくれて大丈夫だから」と彼女には言っておきましたが、当然ながら今のところその気は無さそうでした。義弟はもちろん、我が家にとってもラッキーな話なのですが、彼女にとってこれで本当に良いのか、未だに確信が持てません。


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