幹事クリタのコーカイ日誌2014

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7月28日 ● 森且行のテレビ的復権。

 フジテレビの27時間テレビはほとんど見ていませんでしたが、最後のSMAPの45分ノンストップライブと、元メンバーの森且行からの手紙のところはたまたま見ていました。中居がステージで息絶え絶えになっていたのは、中年のオジサンには27時間は過酷過ぎるだろうという感想でしたが、森からの手紙をこんな形で紹介するようになるとは、随分とジャニーズ事務所の対応、テレビ局の自主規制も変わってきたものだと感慨深いものがありました。

 SMAPを辞めてからの森の扱いというのは完全に黒歴史的なものでした。過去の彼らの回想映像でも徹底的に森の姿を隠して、あたかもデビューからずっと5人でやってきたかのように扱っていました。そんなことしたって、森がいたことは誰でも知っているし、辞める時にはスマスマで涙のお別れ映像も流しておいて、なぜ知らぬ顔なのかとずっと不快に思っていました。

 ところがここ数年、SMAPの人気が落ちてきて、その座を嵐にとって代わられた頃くらいからでしょうか、徐々に森に対する規制も緩くなってきていて、最近ではテレビで公然とメンバーが森のことを話すようになってきていました。そして、今回27時間テレビという大舞台の、しかも最後のフィナーレのところで森からの手紙を紹介するという「完全復権」を果たしたのです。まるで共産主義国家で一度は存在を抹消された大物政治家が体制が変わって復権したかのような印象を受けました。

 それだけSMAPの人気も落ちてきて、森の名前を使ってでもファンにアピールしたいんだということもわかります。ただ、仮にそういう計算があるとしても、やはりいた人はいたんだし、ちゃんとその存在を認める方が健全だし見ている方も安心します。今後、森がテレビに出てきてSMAPと何らかの形で共演するようなところまで話が進展するかどうか。多分ビストロスマップにゲストとして呼んだら視聴率はかなり取れると思われますから、近い将来実現するかもと睨んでいます。


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