幹事クリタのコーカイ日誌2014

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7月24日 ● 名古屋場所が一気に混戦に。

 大相撲名古屋場所がいよいよ終盤に差し掛かってきました。今場所30回目の優勝を狙う全勝の白鵬が昨日、関脇豪栄道に負けて1敗となり、琴奨菊と並びました。これを鶴竜、豪栄道、高安が2敗で追うという大混戦の展開になりました。一時は白鵬の独走かと思われましたが、一気にこれで残る上位同士の対決が面白くなってきました。

 まず期待は豪栄道です。ここのところ本当に力をつけてきていて、今や大関級。関脇在位連続14場所、そろそろ大関に昇進しないとならない頃合いです。大勝を2場所続けられないので3場所通算33勝がなかなかクリアできませんが、白鵬には2場所連続で勝ち、これで3場所連続の殊勲賞の可能性も高くなってきました。いよいよ大関昇進も近いかも知れません。今場所すでに稀勢の里、鶴竜にも勝っていて、残る上位対決は日馬富士と琴奨菊を残すのみ。優勝も狙えます。ダークホースです。

 鶴竜は地味に1差につけていますが、こちらも虎視眈々と優勝を狙っていることでしょう。ノーマークできているだけにプレッシャーも少なく意外とすっと勝ち上がっていくことも考えられます。またトップに並ぶ琴奨菊はカド番を8連勝で脱し、さらに稀勢の里、日馬富士にも勝ちました。無欲で臨んだ場所だけに吹っ切れているのが精神的に良かったのでしょう。今日の白鵬戦が大一番になります。

 そして白鵬。昨日の相撲は少々強引過ぎました。実力で抜きん出ていることは間違いありませんが、これから4日間は琴奨菊、稀勢の里、鶴竜、日馬富士と続きます。誰一人として気を抜ける相手ではないだけに、気持ちの切り替えがどこまでうまくできるかがポイントです。やはり30回目という区切りの優勝が、さすがの白鵬といえどもプレッシャーになっているのかも知れません。

 そして優勝争いの鍵を握るのは3敗の稀勢の里。実力では横綱3人とも互角だと思いますが、なにせ安定感がありません。裏を返せば「ここ一番」での強さは抜群で、特に白鵬には強いだけに、稀勢の里がどれだけ優勝争いをかき回すかが楽しみです。


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