幹事クリタのコーカイ日誌2014

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7月17日 ● 『HERO』初回感想。

 昨日の尿道カテーテルの話は、どこでしても受けるので気を良くしています。ネタとしては面白いのですが、カテーテルが入ったままである以上、また抜く時にも内視鏡を入れるわけで、それを考えると一気に憂鬱な気分です。

 それはともかく、結石のお陰ですっかり新ドラマ『HERO』の話題ができませんでした。オンタイムで見たので本当はとっくに書けたのですが、ネタとしては尿道カテーテルにはかなわなかったので後回しになってしまいました。

 で、13年ぶりに帰ってきたこのドラマ、基本的には前作の雰囲気をしっかりと踏襲していて、良い意味でパート2らしさが出ています。舞台となっている城西支部もほとんど変わっていないし、話もきちんと13年後であることを踏まえて進んでいます。俳優同士のテンポの良いやり取りも変わっていないし、いなくなった松たか子や児玉清らについてもちゃんとドラマの中で言及しているのも好感が持てます。前作との「つながり」がきちんとしていると見ていても安心感があります。このあたりは前作と同じ脚本の福田靖、演出の鈴木雅之なればこそでしょう。

 ただ逆に言えば13年間のブランクがあったのに、その13年間の「時間」を余りにも感じさせないのはマイナスだとも言えます。木村自身、見た目はすっかり老けて中年のオジサンになっているのに、やってること言ってることはまるで当時と一緒で、13年分の積み重ねを感じません。当時は若造だから許された言動も、40代になったならもう少し大人になっていても良いだろうと思いました。大ヒットした前作のイメージがあるから変えにくいのもわかりますが、今後の展開の中で木村の(と言うか主人公・久利生の)成長を感じるシーンが出てくるのでしょうか?

 新しいキャストではやはり北川景子が良くも悪くも目立っています。コメディエンヌとしての北川はなかなか才能があると思います。ハイテンションな演技は北川のルックスがあって成立しています。ただ派手で目立つ美女であるがゆえに、ひとつ間違うとただのイヤな女にしか見えないので、そこが愛嬌のある松たか子との差になるかなと思います。

 他の新しいキャストも前作同様にきっとそれぞれが中心になる回があるでしょう。主役だけが目立つのではなく、群像劇としても面白いのが前作の長所だったので、そのあたりもきちんと引き継いでいれば今後の見どころとなるでしょう。初回の視聴率も良かったようですし、前作は超えられないとしても、安心感のあるドラマとして期待がもてます。僕も引き続き見るつもりです。


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