幹事クリタのコーカイ日誌2014

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7月16日 ● 尿道カテーテル初体験。

 昨日の朝6時前に激しい痛みを感じました。「また石が動いたな」と思ったのですが、場所が変わらずに腎臓のすぐ下あたり。あんまり動いていないのにこれはなんだ?と思いつつ坐薬を入れて我慢します。ところが1時間、2時間と待っても坐薬があまり効いてきません。かかりつけの先生に電話して相談、11時に改めて坐薬を入れてみました。先生からその後に電話で「血液検査の結果、炎症反応があるから大きな病院に行け」との指示。すぐに救急車を呼んで救急外来に入りました。

 痛みは全く改善しないままCTやらレントゲンやらエコーやらと、いくつもの検査を受けます。救急の担当医はまだ研修医らしく、いちいち先輩医師に指示を仰ぎながらやっていましたが、それが全部聞こえてくるので逆に何をどうやろうとしているのかわかって安心でした。結局夕方に泌尿器の専門医の手が空いて、「クリタさん、今日カテーテルの手術するから同意書書いて」と言われてしまいました。げっ、尿道カテーテル!

 泌尿器の先生によると、結石が大きくて尿管を閉塞していて、水腎症の疑いがある、このままでは危ないからカテーテルを入れて尿路を確保して排尿する、そうすれば腰の痛みも治まるし、感染症のリスクも低くなるから絶対にやった方がいい、ということでした。下手をすると命に関わるよ、と言われたらイヤとは言えません。

 いよいよ尿道カテーテルの手術。仰向けに寝て、両足を器具の上に乗せて大開脚。しかしもう恥ずかしいとか言っている場合ではないので、完全に開き直ってされるがままです。先生が「では始めますよ」と言って、むんずとナニを掴まれて尿道口を広げられ、まず麻酔と滑りをよくするためのゼリーを注射器で尿道から入れます。尿道から出すことはあっても入れたことはないので、なんとも言えないむずがゆい感じ。そしていよいよ内視鏡の挿入。最初に前立腺のところを通り抜けるまでが痛くて大変という話でしたが、一気にすんなりと入っていきました。先生が思わず「おっ、うまくいった」と自慢げに言うほど。それほど痛いということもなく入りました。後は尿道から膀胱、そして尿管を腎臓のところまで上がっていて、カテーテルを挿入しました。痛いというほどの痛みではありませんでしたが、かなり不快感はあります。

 あっさりと10分くらいで手術は終了。看護師さんによると「まっすぐで入りやすかったみたい」だそうで、こんなところで尿道の形を誉められるとは思いませんでした。肛門のバージンもまだ守っていたのに、先に尿道バージンを破られるとは思いませんでしたが、まあ覚悟していたよりはずっと痛くなかったのでホッとしました。病気の治療じゃなければ体に異物を入れるなんてことはやりたくないのに、女性はスゴイなと改めて実感。手術後に排尿をすると、真っ赤です。すんなりとは言え、やなり尿道にそれなりに傷がついているようです。

 後はしっかり水分を取って尿を出してください、これできちんと抗生剤が効いて発熱とかおさまればとりあえず大丈夫ですよ、とのこと。「とりあえず」なのは、なにせ大きな結石は残ったままだからです。今後様子を見て石が降りてこなければ、次は砕石手術になります。20年以上前にやりましたが、数日入院しての手術で大変でした。結石に関してはベテランと威張っていても、ここまで大事になるとさすがに心も挫けそうです。


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