サックスの夏の発表会が終わりました。結果から言えば失敗しました。ここ２回の発表会はそこそこうまくできていたので、ちょっと自信がついていたのですが、今回は本当に残念でした。その敗因はやはり２日前に風邪を引いて体調を崩したことにあると思います。

　何回も書いていますが、今回の曲は転調を繰り返します。最初にシャープ３つから始まって、フラット１つになり、フラット４つになり、最後にまたフラット１つに戻ります。そのたびにかなり頭が混乱するので、きっちりと落ち着いて吹かないと指を間違えそうになります。そして案の定、最初のシャープ３つのところと、転調してフラット４つになるところで間違えました。フラット１つのところは主題なので、ここだけはちゃんと吹けましたから、まさに転調に転がされてしまいました。

　転調で指が迷ったのは薬のせいではないかと思います。さすがに練習では間違えずに吹けるようになっていましたが、風邪で喉が詰まり咳が出ていたので、本番で咳が出ないように薬を５種類も飲んで備えました。咳は出ませんでしたが、その代わりにすっかり頭がぼんやりとしてしまいました。本番直前にどの音がシャープになるのかもわからなくなって慌ててしまいましたが、結局本番でもそれが尾を引いて指が迷ってしまいました。

　咳はある程度までは気合で抑えられるけれど、薬でぼんやりした頭をシャッキリさせるのは気合ではできないようです。今回学んだのは、音楽演奏はスポーツと一緒で体調管理が極めて大事ということと、もし風邪を引いても薬に頼りすぎないで気合で臨むこと、でした。当たり前と言えば当たり前のことですが、いつもテニスばっかりしている癖に、そんなこともわかっていなかったのかとうなだれるばかりです。反省して次に生かそうと思います。