幹事クリタのコーカイ日誌2014

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7月2日 ● 錦織「次世代エース」対決に敗れる。

 ウィンブルドン4回戦。日本のエース錦織はカナダのラオニッチと対戦しました。4強の壁を崩す「次世代エース」候補同士の対戦です。錦織としては同世代のライバル相手だけに、是が非でも勝ちたいところでしょうが、ラオニッチは長身のビッグサーバー。芝のコートでの相性は明らかにラオニッチの方が上です。

 試合は先に錦織がブレイクしました。1セット目6-4で錦織。よし、この調子なら勝てるかもと思ったのも束の間、2セット目からラオニッチのテニスが一段とレベルアップしました。サービスエースを量産し、つけいる隙が全くありません。錦織はいいところなく1-6で取られてしまいました。3セット目に入ってもラオニッチの鬼のようなサービスがガンガン入ります。錦織も頑張ってサービスキープを続けてタイブレークに突入。しかしここでもラオニッチのサービスを崩せずセットを奪われてしまいます。

 もう後がない4セット目も互いにキープ合戦でしたが、ここでも先にブレイクをしたのはラオニッチ。3-5とラオニッチのサービング・フォー・ザ・マッチ。しかし、ここにきてラオニッチのファーストサービスが入りません。勝ちを意識してリズムが狂ってきたようです。当然錦織も最後のチャレンジをします。久々のブレイクポイントも握りました。しかしラオニッチが崩れません。最後はやはりサービスで押し切られてしまいました。錦織にしたら悔しい敗戦です。

 勝てば松岡修造以来の日本人男子としてのウィンブルドンベスト8、そして準々決勝でナダルと対戦できるところだっただけに本当に残念でした。ただこれだけラオニッチが調子が良いとどうしようもありません。サービス以外のストロークもボレーも格段に上達していて、まさに次世代エースの本命に相応しい戦いぶりでした。錦織にはまだ全米が残っています。ホームであり一番得意なハードコートだけに、9月のニューヨークでの飛躍を期待したいと思います。


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