幹事クリタのコーカイ日誌2014

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6月26日 ● 反省しすぎも良くない。

 サッカー日本代表がグループリーグ敗退して、マスメディアでもネットでも「一億総反省会」状態です。いや、ちょっとそれは言い過ぎですが、でも本当にあっちでもこっちでも「ザックの采配が」「本田の状態が」「香川の切れが」などなど、個々の批判から始まって、「攻撃的なサッカーとは」「代表メンバーの選択が」「日本らしいサッカーって」など、そもそも論にまで言及はいたっています。

 いずれにしてもきちんと反省をして、その上で次の4年に向けて再スタートを切るしかないわけですから、これは良いと思います。ただ真面目過ぎる日本人は、反省をし過ぎるあまり、しばしば「全否定」に陥りやすく、あれもこれもダメだったからまるで正反対のことをした方がいい的な極論も出てきかねないので、ちゃんと良かったことは良かったとして「積み重ね」をしていく努力も必要でしょう。まあこれは何もサッカーに限らず大抵のことはそうなんですけど。

 勝敗は実力だけではなく「時の運」もあります。特にサッカーのようなロースコアなゲームでは、ちょっとした運で勝負が大きく左右されるので、全て人間がコントロールできると考えない方が良いでしょう。反省会も大事ですけど、気持ちの切り替えも大事。ある程度は割り切って前を向くことも必要です。内田篤人が「代表引退示唆」なんて報道も流れていますが、まだ26歳なのに何を言っているのかと思います。どこかに大きな故障を抱えているならともかく、単に「実力不足」だと感じているなら努力をすれば良いし、そんな実力不足の選手でも必要ならまた召集がかかることでしょう。

 そもそもウッチークラスの選手は、悪いけど自分から「代表引退」なんて言えるレベルじゃありません。それは遠藤や長谷部のような長年チームの中心として活躍してきたベテランが言うことです。生意気なことを言ってないで、さっさとまたクラブに戻って努力して、実力をさらにアップして4年後を目指してほしいものです。


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