幹事クリタのコーカイ日誌2014

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6月24日 ● ウィンブルドンに日本女子登場。

 ウィンブルドン初日。日本人女子選手3人が揃って1回戦に登場しました。まず最初に土居美咲。現在辛うじて2桁順位をキープしている土居ですが、ウィンブルドンではかつて勝ち上がったこともあり相性が良いので期待していたら、あっさりとストレートで勝ちました。サービスと得意のフォアハンドが冴えていたので2回戦も楽しみです。

 続いてクルム伊達公子。もし勝てばナブラチロワに次ぐ歴代2位の年長勝利となるところ。相手は強敵の22シードのマカロワ。そしてこの試合の勝者が土居と対戦します。1セット目は伊達が6-3で圧倒。このまま押し切れたら良いのにと思いましたが、2セット目を4-6と競りながら落としてタイに。体力的に不利な伊達にとってはフルセットは避けたかったところでしょう。そのファイナルセットも3-1でブレイクポイントを握り、これを取って4-1にすればというところだったのですが、なんとここから4ゲームを連取されて追い詰められてしまいました。一度は何とか凌いだのですが、結局5-7と競り負け。テニス自体は悪くなかったし、相手はシード選手なのですから健闘だったのですが、だからこそこのチャンスを逃さず勝って欲しかったなと思います。

 伊達の試合の後に今や日本女子のエースとなった奈良くるみが登場。相手は格下の選手だっただけに、長いラリーが続いたりしていましたが、最後まで流れを渡さずにストレートで勝ち切りました。身長155センチの奈良は今やツアーでもっとも背の低いプレーヤー。しかしその体格的ハンデを速い動きと展開力でカバーしています。どれだけ振られても追いつき、さらにコントロールして見事に返していました。あれだけしつこく返されたら相手もうんざりでしょう。そしてチャンスには踏み込んでライジングでエースを取るのですから大したものです。ここのところ続けてグランドスラムでも1回戦を突破しているだけに、本当に実力がついてきたんだなと思います。

 奈良の次の相手は順当にいけばヴィーナス・ウィリアムズです。かつての女王も今や30シードですが、それでもウィンブルドンでは強敵です。また30センチ以上の身長差がある対決だけに話題にもなることでしょう。もし勝てば奈良への注目度は一気に上がります。ぜひとも勝ってほしい対決です。


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