幹事クリタのコーカイ日誌2014

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6月15日 ● 引き際を誤ってはダメ。

 昨日のサークルでのテニスで生まれて初めての経験をしました。普段サークル内でのゲームは4ゲーム先取でやっているのですが、5試合すべて3-4で負けたのです。つまり3オールになった勝負の4ゲーム目をすべて取られて敗戦。中にはマッチポイントを何本も握ったのに取りきれず、一本の相手のマッチポイントを取られてしまったとか。3-0とリードしていたのにまくられたとか。逆に0-3から3-3まで追い上げて完全に流れがこちらにきていたのに最後取りきれなかったとか。とにかくバリエーション豊富な勝負弱さでした。

 これまではどちらかと言うと、こういう勝負がかかったゲームは強いほうでした。サークル内での内輪のゲームですから、僕は誰よりも相手の弱点を熟知しています。勝負がかかるとその弱点を突いてゲームを取りにいくので、サークル内での勝率が高かったのですが、昨日は何をやってもダメでした。とにかく勝てないのです。

 最初の3試合くらいは体調が悪いのだと思っていました。昨日は暑くて最初からバテていたし、股関節やアキレス腱の痛みもあって足が動かないように感じていたので、そのせいで競り負けるのだろうと。ところがラスト2試合くらいは、どうもそうじゃなさそうだなと。体調のせいではなく、運勢のせいではないかと。最後のゲームになると相手の一か八かのようなショットが入ったり、ラッキーショットが出たり、逆にこちらのボールがジャストアウトしたりネットにかかって手前に落ちたり。それが1試合や2試合ではなく、ずっと1日続いたのですから「今日はもうダメな日だ」と思うしかありません(あとスーパーS井くん相手に3敗したのも響きましたが)。

 そういうダメな日は年に数回はあります。1年で100回以上テニスしているのですから、そりゃあそういう日もあるのです。だからさっさとテニスをやめて、ノンビリみんなのテニスを観戦していれば良かったのに、昨日は「そろそろ良くなるんじゃないか」と思って、繰り返しチャレンジしたために傷口を広げてしまいました。賭け事で大負けしてしまうダメ人間みたいなものです。昨日一番ダメだったのは体調でも運勢でもなく、引き際を見誤ったことだったと、夜になって思い至りました。

 これがサークル内のテニスで良かったです。所詮は身内の遊びです。金がかかっているわけでもないし、それで人間関係に問題が生じたりするわけでもありません。ただ世の中には負けが込むと、いろいろトラブルや破綻が生じる場合もたくさんあります。熱くなり過ぎたり、調子に乗り過ぎると、取り返しがつかないことも多いです。改めて流れを客観的に見つめること、行く時と引く時を誤らないこと、なにより勝負事に「絶対」はないことを再確認できました。この年になってもまだまだ気づくこと、反省することが多いです。


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