幹事クリタのコーカイ日誌2014

[ 前日翌日最新今月 ]

6月10日 ● 全仏が終わって。

 今年の全仏オープン、女子シングルスはシャラポワが2度目の優勝、男子シングルスはナダルが9度目の優勝を果たしました。終わってみれば優勝経験があるベテラン(と言ってもシャラポワ27歳、ナダル28歳ですが)が勝ったことになりますが、決してどちらも楽な戦いではありませんでした。

 女子はセレナやリー・ナなど本命視されていたベテランが早々に敗退してしまい、代わりに若手が台頭してきました。決勝まで勝ち上がったハレプやベスト4のブシャールは、いよいよこれから主役の座に躍り出ようという雰囲気を漂わせていて、AKB48じゃありませんが「次世代エース」が出てきたなという感じでした。これからのシーズンが楽しみです。

 男子はナダルととジョコビッチの頂上決戦でした。ナダルは4連覇の後に1回フェデラーの優勝を挟んで5連覇。本当に全仏では無敵です。今年こそジョコビッチがナダルの牙城を崩して生涯グランドスラムを達成できるかと思ったのに、本当にナダルの強さは異様と思えるほど。決勝はお互いに体調が悪そうで、2人とも苦しい顔をしながらの戦いでしたが、それでも最後まで強さを発揮したナダル。すごい精神力でした。

 ナダルのグランドスラム通算優勝回数はこれで14回と史上2位のサンプラスに並びました。1位のフェデラーまであと3回。ナダルなら一気に追いつけそうな気もしますが、ジョコビッチもマレーもいますし、ウィンブルドンならフェデラーもまだチャンスはあります。そろそろラオニッチや錦織などの若手もその座を脅かしてきそうなので、ナダルといえども全仏以外ではそうそう楽には勝てないことでしょう。もちろん全仏だってジョコビッチが虎視眈々と狙っています。近くて遠い3回になりそうな気もします。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」