幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月31日 ● もっとイチロー。

 今季のメジャーリーグの日本人選手でもっとも注目されているのはもちろんヤンキースの田中将大です。その活躍は期待通りと言うべきか、期待以上と評すべきかは人によって分かれるでしょうが、ここまでは十分な活躍を見せていることは誰しも認めるところでしょう。ダルビッシュも決して悪くありません。打線の援護がなく勝ち星がなかなかあがらないところはありますが、ダルビッシュらしい質の高いピッチングをしています。

 苦戦しているのは黒田です。年齢的にもそろそろ厳しくなってきているのかも知れませんが、昨年までの精密なコントロールを欠いているようです。後は復活途上の松坂大輔。中継ぎから先発へとステップアップしてきました。まだ先は不透明ながら久々に良いニュースを聞くのはうれしいです。野手では青木がそこそこ頑張っていますが、まだ物足りません。もっとできるのではないかと期待しています。

 さて、もっとも微妙なのがイチローです。今季は「外野手の5番手」という殿堂入り確実な大選手としては屈辱的な位置づけをされ、ここまで代打、代走、守備固めに主に起用されてきました。特に相手が左投手の時には全く起用してもらえません。イチローはそれほど左を苦にしてきたイメージはありませんが、そもそもが5番手の扱いですから致し方ないのでしょう。

 ただそんな扱いの中でもイチローは献身的にプレーを続けてきました。何回も素晴らしい守備でチームを救い、チャンスがあれば盗塁もします。もちろん打席に立てば相変わらず巧みなバットコントロールでヒットを放っています。ここまで打率は3割2分1厘。他の外野手に比べても全く劣っていません。ここまで活躍しているイチローをジラルディ監督は控えに甘んじさせておくのか不思議なほどです。

 そしてヤンキースの成績がいまひとつなので、まず地元メディアが騒ぎ始め、ついにジラルディもイチローの起用を増やすことを明言したようです。もちろん良いニュースではあるのですが、ここまでイチローは好調だったので、そろそろ調子が落ちてくる時期ではないかと心配です。ただこのチャンスを逃したらまた控えに逆戻りですから、イチローには何としても頑張ってほしいものです。


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