幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月30日 ● どこにでもある握手会的危険。

 昨日いつもの鍼灸院で鍼灸師の先生と話をしました。先生は30代の女性でマンションの一室で1人で施術をしています。他にスタッフは誰もいません。「AKBの事件を見て怖くない?」「怖いですねぇ」「変なお客さんとか来たらひとたまりもないよね」「そうですねぇ」「どうしてるの?」「完全予約制なので、予約の電話の時に妙な感じだったらお断りしています」「電話でわかる?」「大抵わかりますね、変な感じの人って」。

 やっぱり客商売というのは難しいと思います。相手が客である以上、何もないうちから断るわけにもいかないでわけですが、とは言え、何かあってからはではもう手遅れですから。特に女性が1対1で対応しなければならない場合、それも個室でとなると逃げ場がありません。つい風俗嬢の殺人事件なんかを思い起こす人もいるかも知れませんが、もっと一般的な客商売でも似たりよったりだったりするのです。

 例えば僕の習っている音楽教室のスクールもそうです。狭い個室で2人きり。ドアはガラスで室内の様子は外からでも見えるようになっているとは言え、場所が奥まっているから、常に誰かが見ているというわけでもありませんし、防犯カメラもついていません。他にも英会話教室など、近い状況で仕事をしている人はいくらでもいるでしょう。若い女性が仕事の上でいつ握手会的な危険にさらされるかわからないのです。

 そんなことを言ってたら客商売なんかできないよ、という人もいるでしょうが、それでもできるだけの対策は講じておく方が良いに決まっています。鍼灸師の先生にも「防犯カメラを室内にもつけておくとか」と提案してみたのですが、女性客が大半でしかも服を脱ぐ鍼灸院で室内にまでカメラを取り付けるのは逆に盗撮を疑われそう。もちろんもう1人スタッフを雇えればいいのですが、それは金銭的に難しい場合も多いでしょう。やはりまず怪しげな客は取らないという水際で食い止める作戦しかないのかも。いっそ男性客はお断りにしたら、と言いかけて、それでは自分もお断りされてしまうことに気づいてやめておきましたが。


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