幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月27日 ● AKB48襲撃事件。

 岩手で行われていたAKB48の握手会で、ノコギリを持った男がメンバーにいきなり襲いかかった事件。川栄李奈と入山杏奈の2人が指や頭に怪我を負い、さらに男を止めに入った男性スタッフも手などを負傷して病院に搬送されて手術を受けました。幸い命に別条がなくすでに退院したとのことなので大事に至らず良かったとはいえ、ショッキングなニュースでした。

 犯人の男の狙いが何だったのか、また特定のメンバーを狙った犯行なのか無差別だったのかもわからない現状では、事件をどう解釈したら良いのか難しいですが、こうした人気女性タレントをファンが襲う事件自体は昔から時々ありました。古くは美空ひばりが塩酸をかけられたりもしましたし、松田聖子が殴打されたこともありました。今回の事件もそうしたファンの歪んだ愛情が暴走したものなのかも知れません。

 こうなるとAKB48の運営側も当然何らかの対策を講じることになります。一番リスクを減らすことができるのは握手会のようなファンと触れ合うイベントをやめることですが、なにせ「会いにいけるアイドル」をコンセプトとしているAKB48グループだけに、こうしたイベントを完全にやめてしまうことは自らの存在自体の否定につながります。また握手会のチケットをCDに封入して売り上げを伸ばしている現状では、金のなる木を放棄することになり経済的なダメージが余りにも大きいです。

 となると、握手会など触れ合えるイベントの回数を減らしつつ、より厳重な警備体制をとるしか手はありません。所持品チェックはもちろん、警備員の数を増やす、さらには透明なアクリル板を立てて手だけ出して握手するとか、そうでもしないともう握手会など無理だと拒否をするメンバーが出てきても不思議ではないと思います。また嫌がるメンバーには握手会を強要しないくらいの配慮が必要でしょう。10代の少女が大半を占めるグループです。今回の事件がかなりトラウマになってしまっているメンバーも多いでしょうから。

 こういう事態に陥ると、ファンにとってもAKB48のメンバーにとっても運営側にとっても良いことは何もありません。一度起こってしまったことはもう取り返しがつかないのです。一人の凶行によってみんなが不幸になる。悲しいことです。


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