起動しなくなったデスクトップＰＣを昨日修理に出しました。「パソコン修理」で検索するといくらでも修理業者は出てくるので、どこに依頼しようかと迷いました。２４時間３６５日対応出張修理、という謳い文句のところがたくさんありますが、サイトを読んでいると、どうもマニュアル通りに処理されそうですし、価格が高い割にはピンときません。まあ普通に考えても２４時間対応なんて体制をとっていれば人件費などがかかるに決まっています。

　で、見つけたのが家から車で１０分くらいのところにある修理店。店と言ってもどうも個人でやっているパソコン好きのお父さん、という感じなのですが、その商売というよりもマニアっぽさが好感がもてました。早速電話をかけてみます。その番号も携帯でしたから、これはいよいよいいぞと思いました。

　予約をして故障したＰＣを持参して行ってみると、果たしてそこは普通の古いマンション。エレベーターもないマンションの４階まで重いＰＣを抱えて上がります。居住用のマンションの玄関脇のすぐ入った部屋がそのお父さんの仕事場。話を聞くと、ＰＣ歴４０年。それまでハード屋さんのサラリーマンだったのを脱サラして修理業を始めて１０年くらいということでした。「僕は機械と話ができるんですよ」と真面目な顔をしていうところが面白いです。

　ＰＣをチェックしてもらったところ、やはりハードディスクが寿命がきているとか。中古品でしたから僕が買って半年弱とは言え、マシン自体はもう数年使われてきているのでディスクを交換するしかないだろうということ。なんとかシステムを復旧させてみるけど、中のデータなどは一切消えるよ、ということでした。まあそんなことだろうと予想していたので仕方ありません。見積もりは15000円くらいかなということだったので、これは思っていたよりも安いです。１週間くらい預けてね、と言われて置いてきました。やはり安い中古ＰＣにはそれなりに理由があったということです。