幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月11日 ● 錦織TOP10入り。

 錦織圭がマドリードの大会で準決勝に進出しました。マスターズ1000というビッグトーナメントでベスト4というのももちろん快挙なのですが、それよりもこれでランキングがTOP10入りすることが確定したのが大ニュースです。錦織がツアーに登場して以来ずっと日本テニス界が待ち望んでいた瞬間がきたのです。これをスポーツニュースで大きく取り上げない日本のマスコミの不見識に僕は心底ガッカリしています。

 松岡修造を除けば長い間、日本男子はTOP100すら突破できませんでした。100位に入れないということはグランドスラムで本戦にストレートインできないということ。すなわち世界の一流選手と戦うことすらかなわないということです。だからこそ錦織にはまず100位、そして松岡を上回る46位、グランドスラムでシードされる32位と次々とランキングを超えていくたびに喝采をおくり続けてきました。

 まだ錦織がジュニアから一般ツアーに加わったばかりの頃に、ナダルが「ケイは必ず10位に入る、5位だって可能だ」ということを言って、多くの日本人を驚かせました。ナダルのリップサービスだろうと思った人がほとんどだったと思います。僕も30位くらいまでいけたらすごいなと思ったものでした。いくらなんでも10位って、と。

 しかし、さすがナダルでした。正直な彼は嘘もお愛想も言わないで、本当に自分が思っていたことを素直に言ったのだと今になってわかります。今シーズンの錦織の活躍はすでに10位どころか4強と渡り合えるほどです。すなわちナダルの言うように5位以内も可能なのです。世界のテニス界を代表する「顔」の1人へと成長した錦織が、今後どこまで僕たちの予想を超えていくのか、これからもますます楽しみであり注目です。


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