幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月25日 ● 50代は無理しないという決意。

 女友達のIが先日50回目の誕生日を迎えました。彼女が25歳の時に知り合って25年。四半世紀もの長い付き合いになるとはよもや思いもしませんでした。昨日2人でランチをしたのですが、25年経ってもお互いに中身は大して変わっていないのですが、傍から見たらやっぱり50代のカップルにしか見えないだろうなと思いました。もっともIは「2人ともそんなに昔と変わってないよね!?」と懸命に言っていましたが、そう思いたい気持ちはわかりますが、残念ながら20代と50代で変わってないわけがありません。

 ただ最近思うのは、昔の50代に比べたら確かにいまの50代は見た目年齢(及び精神年齢)が若いということです。これは50代に限らず全世代で共通して言えることで、テレビで昔の映像を見ていても、30年くらい前の25歳はすっかり大人でしたし、50歳はもうすっかり初老でした。山口百恵が引退したときにはまだ21歳でしたが、いまの30歳よりもはるかに貫禄がありました。当時はハタチ過ぎたらアイドルは大人の歌手への転身を図っていましたし、役者は40代にもなれば孫のいる役をやっていたものです。30代の嵐がアイドルだったり、40代半ばの福山雅治が独身イケメンを保っているのは30年前では考えられませんでした。

 タレントに限らず一般人でもちっとも大人にならないでいつまでも若い「つもり」でいるわけですが、残念ながら体は気持ちほど若さを保っていられません。50代が本音トークを始めれば、みんな肉体的な不調、変調、衰えの告白合戦になります。こればかりは情けないですが仕方ありません。むしろ強がっている人を見ると、その方が可哀想です。加齢による老化現象は自然の摂理なのに、なにを無理して突っ張っているんだろうと思ってしまいます。

 そもそも「一病息災」という言葉が昔からあるように、ちょっとくらい調子の悪いところがあった方が誰しも健康に気を遣って無理をしないもの。体の発する言葉をきちんと聴くことが大切なのです。Iと「あの人もこの人も亡くなったね」という話をしながら、何よりも「生きている」ことが一番大事だなとお互いに再確認。若い頃ならできた無理もこれからはやらないぞと改めて決意しました。


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