幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月7日 ● 年齢は倍、スピードは半分。

 昨日また山本麻友美プロと練習会をしたのですが、メンバーがいつものM本さん、Oくんに加えて23歳のバリバリのニューフェイスS木くんが初参加しました。S木くんはジュニアの頃からテニススクールに通い、大学ではテニス部の主将だったという経歴を持っています。もちろんレベルは昨日の参加者の中ではトップ。山本プロの豪打にも対抗していました。若い子は反応に優れているのでスピードがあるボールに強いので羨ましい限りです。

 僕とM本さんペアが合計100歳を超えるのに、山本プロとS木くんが組むとわずか54歳。半分くらいの年齢です。20年前なら楽勝(S木くんはまだ3歳ですから)だったのに、今では「少しは年寄りを労われよ」と言いたくなります。それくらい歳月は残酷に人間の能力を奪っていきます。足は遅い、反応は鈍い、目は見えない、口だけは達者。本当に年は取りたくないものです。

 僕が目指すオヤジテニスは、身体能力に優れた若者を小手先で翻弄することなのですが、さすがにあるレベルより上になるとそれも難しくなります。考えなしにただガンガン打ってくるだけでプレーの幅も狭い若者相手なら緩急を使って振り回すこともできますが、小技もうまいし頭も使える選手になると隙がありません。せいぜいメンタルを攻撃するくらいです。

 パワーもスピードもテクニックもある若者と対戦していると辟易することもありますが、かと言ってまだのんびりゆったりボールをやり取りしている高齢者テニスをしたいわけでもないので、もうしばらくは衰えつつある身体能力をカバーしながら頭脳戦、心理戦を仕掛けていきたいと思っています。

 ちなみに山本プロに対抗するにはアマチュア独特の珍プレーで笑わせてしまうのが有効なので、こちらはより天然ボケのペアを用意する必要があります。もっとも、最近山本プロがそれにも慣れてきてしまったのでちょっと効き目が薄くなってきていますが。


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