幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月4日 ● 次世代に残したい昭和の名曲。

 TBSが改編期になると放送する「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」。歌といっても洋楽や最新ヒット曲など登場せず、局アナの安住を使って懐メロ歌手と古い映像を編集して作る安いスペシャルですが、歌謡曲マニアとしてはつい暇があると見てしまいます。視聴率も毎回そこそこ取っているようで、テレビを見ている層がいかに高齢化してきているのかを証明しているような特番です。

 前回、昨年の秋は「青春の歌」がテーマでしたが、今春のテーマは「次世代に残したい昭和の名曲100選」。もうタイトルからしてターゲットが50代以上、中心は60〜70代だというのがすぐにわかります。なにせ平成になって26年ですから昭和の歌を聴いて育った人たちというのは昭和40年代生まれが限界です。

 100曲紹介するということでしたが、僕の興味はどの歌がトップになるのか。僕の予想では「なごり雪」か「時代」か、もしくはもっと古くて「いつでも夢を」かな、と。まさか「青い山脈」はないだろう、なんて思っていました。しかし「時代」も「いつでも夢を」も10位にも入りません。「青い山脈」はトップ10入りはしました。「卒業写真」も「いとしのエリー」も出てしまい、これはいよいよトップは「なごり雪」かと思ったら3位。そして百恵ファンとしてはまさかと思っていた「いい日旅立ち」が2位。1位は坂本九「上を向いて歩こう」でした。

 言われてみれば確かに「上を向いて歩こう」は昭和の名曲中の名曲です。どこからもクレームはつかないド定番。ただ僕が生まれた年のヒット曲だけにちょっと思い浮かびませんでした。それに坂本九なら「見上げてごらん夜の星を」の方が好きだし。なんて負け惜しみを言っても仕方ないですが、なかなか自分より高齢な人たちの気持ちを予想するのは難しいものです。


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