幹事クリタのコーカイ日誌2014

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4月1日 ● いいともグランドフィナーレ。

 「笑っていいとも」が昨日最終回を迎えました。最後のテレフォンゲストはビートたけし。そして夜の「グランドフィナーレ」では吉永小百合が登場!と思いきや、なんと中継。映画のロケで房総半島にいるとか。いきなり最初から予定調和を外してきたのには驚きました。海外にいるわけでもない、隣県の千葉にいるのに中継。これは絶対わざとだろう、最後までタモリと小百合を会わせないという仕掛けだろうと笑わせてもらいました。

 そして予想より早く明石家さんまが登場して、タモリと懐かしい雑談コーナーを始めました。他のゲストもいるはずなのに(それも客席にいない顔触れからすぐにそれが誰かは予測がつきました)、いきなりさんまというのも怪しいなと思っていたら、案の定さんまが長々と喋っているところにダウンタウンとウッチャンナンチャンが乱入しました。浜田はさんまをいじり倒し、松本も久々に声を張っています。対してウンナンがおとなしいのは、もとからそういうタイプということもありますが、やなり南原が「いいとも」の裏の「ヒルナンデス」に出ているからでしょう。「いいとも」終了の大きな要因を作ったのが裏の「ヒルナンデス」の好調にあるわけですから、ウンナンが肩身が狭いのも無理ありません。

 松本がしきりと「ネットで叩かれる」と共演NGタレントの話を振って、そこにそのNGタレントと言われるとんねるずと爆笑問題が乱入。さらにナインティナインも加わって、今のテレビバラエティを牽引するタレントが勢揃いの豪華画面が実現しました。タモリ、さんま、とんねるず、ダウンタウン、ウンナン、ナイナイ、爆問。恐らくこれだけのメンバーが同じステージに立つことは二度とないでしょう。「いいとも」が実現したかった絵ができた瞬間でした。もっともかつて長くレギュラーを務めていた所ジョージが客席にもいなかったのはなぜだろうと不思議に思いましたが。

 その後は現レギュラーのタモリへの感謝のメッセージトークコーナーに。これがあったから、さんまやダウンタウン、ウンナンら古いレギュラーは早めに出たわけかと納得しました。このメッセージコーナー、たっぷり尺をとってやっていましたから、ツイッターなどでは批難の声もあったようですが、きっちり見ると実に面白かったと思います。なにせそれぞれのタレントが渾身のプレゼンテーションを生放送でひとりずつするわけです。タレントの力量やらセンスやら格やらが如実に表れていて、登場したタレントはさぞかしプレッシャーがかかったことでしょう。

 最初はベッキーから始まり、指原やローラなどアイドル系だから泣いていれば済みました。しかしバナナマン設楽が真面目に喋った後で日村が郷ひろみの物真似でふざけたところから完全に芸人たちの修羅場に入りました。劇団ひとりや千原ジュニアはさすがに腕がありました。若手では唯一喋ったピースや、ザキヤマなどもまだまだ実力不足なところを露呈。タカトシはやはりトシの突っ込み力あってのコンビだなと改めて実感。それは後で出てきた爆笑問題も同様で、やはり田中の突っ込みの速さと正確さは大したものでした。

 とんねるずの2人はさすがに余裕。SMAPではやはり中居はちょっと抜けています。そして最後は鶴瓶が締めて終りましたが、なぜナイナイの岡村が喋らなかったのかはちょっと謎でした。みんなのスピーチの間にタモリが涙を拭う場面がありましたが、本当に感動して泣いたのか、単におかしくて笑った涙だったのかはわかりませんが、最後のタモリ本人のスピーチも含めて基本的にはずっと淡々とした姿勢を貫いたのはさすがタモリという感じでした。きっと本編よりもこれから朝まで続く打ち上げの方がタモリは楽しみにしているんだろうなと思わせる態度にタモリらしさを感じて面白かったです。


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