幹事クリタのコーカイ日誌2014

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3月30日 ● 錦織の金星と棄権。

 テニスのソニーオープンで錦織がフェデラーを破る快挙を達成しました。以前にも錦織はフェデラーに勝っていますが、その時はフェデラーが苦手なクレーで何よりフェデラーの体調が悪く不振を極めていたときでした。しかし今回フェデラーはかなり好調時に戻ってきていますし、コートもフェデラーが得意なハード。それでフルセットの逆転勝利を収めたのですから、いかに錦織が成長して、実力的にはトップ10はおろかトップ5入りすらうかがえるほどになってきているかを証明したと思います。

 ただ残念なことに準決勝のジョコビッチ戦を錦織は棄権してしまいました。足の付け根の痛みだそうです。故障が多いのは前からでしたが、最近はかなりそれも良くなり万全の体調で戦えるようになったという話でしたが、やはりディミトロフ、フェレール、フェデラーと強豪を相手の全力プレーを続けると体が悲鳴を上げるようです。残念というよりほかにありません。

 僕は錦織ファンであるとともにフェデラーファンでもあります。今回錦織が勝ったことはもちろん嬉しいのですが、戦わずして棄権するならフェデラーを準決勝に進めてやりたかったという思いはどうしても消えません。大会側はもちろん、世界中のファンもジョコビッチとフェデラーのゴールデンカードは見逃せない一戦であるだけに、それが消えてしまったのは納得いかない思いでしょう。しかも続報でもうひとつの準決勝もベルディヒが胃腸炎で棄権してしまったために、ナダルが戦わずして決勝進出。マスターズ1000のような大きな大会で準決勝がともに棄権で行われなかったことなど過去にあったのでしょうか?

 そしてその錦織の日本とベルディヒのチェコが来週有明でデ杯を戦います。すでにベルディヒは欠場を発表していて、錦織も出られるかどうか雲行きが怪しくなってきました。チェコと違って大エース錦織が出られなければ日本のデ杯敗退は戦わずして決まったようなものです。もちろん出て欲しいですが、デ杯のために故障をひどくしてもいけないし、悩ましいところです。


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