ソチで冬季五輪が開幕する頃、僕の５３回目の誕生日を迎えました。５３歳。もう我ながらびっくりです。気分的にはまだ３５歳くらいでしょうか。ようやく「おじさん」である自覚こそ最近ありますが、５３歳なんてもう初老ですよ。そんな年寄りになった気がまったくしません。困ったものです。

　誕生日になると、最近はfacebookでお祝いのメッセージが届きます。誕生日を勝手にお知らせしてくれるので、やさしい人や付き合いを大事にする人が、気を遣ってくれるようです。facebookがなければ僕の誕生日のことなど知らずに通り過ぎていっただろうに、ちょっと申し訳ない気がします。

　逆に、facebookがなかった頃ならちゃんと会ってお祝いを言ってくれたような人が逆にfacebookのメッセージで済ますということも増えました。そう言ってる僕自身も手軽にメッセージが伝えられるのでよく利用しています。まあ年を取ってくると誕生日の重要性も下がってきますから、その程度でちょうど良いのかも知れません。

　それでもお祝いをしてくれる人はしてくれますし、僕もお祝いしたりプレゼントをしたりするのは好きなのでします。昔に比べてそういう相手が減って、ごく一握りの人だけになってはしまいましたが。facebook経由ではなく、ちゃんと誕生日を覚えていてくれてお祝いしてくれる人は、より親密な感じがして嬉しいです。５３歳でも嬉しいものは嬉しいんだなと、自分で発見しました。