幹事クリタのコーカイ日誌2014

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2月3日 ● デ杯8強入りの快挙。

 テニスの国別対抗戦デビスカップのワールドグループ1回戦カナダ戦を日本が見事に4−1で勝利しました。現在の16カ国によるワールドグループ制度になって以来、初めての世界の8強入りです。日本のテニス史に残る快挙を達成してくれました。その立役者はもちろんエース錦織圭です。錦織は単複3試合に出場して3勝。これぞエースという活躍でした。

 今回のカナダ戦はラッキーもありました。カナダのナンバー1、ナンバー2が揃って故障で欠場してくれたのです。これで少なくとも錦織のシングルスでの2勝はまず間違いないという状況になりました。あとは添田が2試合のうち1試合を勝てばいけるかなという計算。ところが初日で添田が負けてしまって調子もそれほど上がっていない感じだったので、一気にピンチに追い込まれました。

 ここで植田実チームキャプテンが選択したのがダブルスに錦織を投入すること。これは錦織ならシングルス2試合は楽勝だろうから体力的にダブルスもいけるだろうと判断したのだと思います。ペアは若手の内山でしたが、錦織とのペアを組んだ経験もあります。そして、この思い切って若手を起用したのが当たりました。ダブルスで内山が大活躍を見せてダブルス巧者のネスターを相手に勝利をもぎ取ったのです。

 最終日はもう日本のものでした。錦織の相手のダンセビッチも錦織と同じく3試合目でしたが、毎日無理を重ねていたのか状態が悪く途中棄権。あっさりと日本が8強入りを決めました。消化試合となった添田の試合もきっちり勝利して日本が圧勝。錦織のエースとしての十分な働きと、内山とのペアで強敵に勝ったことで、今後はダブルスでも光明が見えました。そして8強に入ったので自動的に来季のワールドグループ残留も決まりました。入れ替え戦は厳しいですからこれも大きいと思います。

 次の準々決勝は4月。場所はまたも日本開催で有明です。相手は恐らくデ杯2連覇中のチェコでしょう。トップ10ランカーで全豪ベスト4のベルディヒとデ杯に強いベテランのステパネクの2枚看板のチェコですが、錦織はベルディヒに勝ったこともありますし、今回のようにダブルスさえうまくいけば可能性はゼロではありません。日本は失うもののないチャレンジャーです。思い切って戦ってほしいです。


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