幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月30日 ● いよいよデ杯カナダ戦。

 テニス人気が低い日本国内ではそれほど話題にはなっていませんが、明日31日からいよいよテニスの男子国別対抗戦であるデ杯のワールドグループ1回戦のカナダ戦が始まります。場所は地元有明コロシアム。もしこれがサッカーのW杯なら16強に入って決勝トーナメント1回戦ということになるので、世間は大騒ぎで視聴率50%というところでしょうが、残念ながらテニスの場合はサッカーの100分の1の注目度もないようです。

 とは言え、日本男子がこのレベルで戦えるというのはサッカー同様すごいことです。かつてはアジアの中でもインドや韓国、タイなどに遅れをとっていた日本ですが、今やアジアでは最強国。世界の16強で競うワールドグループにまで上ってくることができたのは、ひとえにエース錦織の力です。デ杯はシングルス4本ダブルス1本の5本勝負ですが、選手は最低2人いれば大丈夫です。スイスなどはいつもフェデラーとバブリンカの2人で単複をまわしています。日本も錦織のシングルスで2勝を計算していて、残る1勝をどこで取るかという勝負です。

 ただ今回の相手であるカナダは単複とも隙がありません。ナンバー1シングルスはランキング11位のラオニッチ。ナダルやジョコビッチら今の王者の次を狙う次世代エースであり、18位の錦織とは同格のライバルと言っても良い存在でしょう。ナンバー2には25位のポスピショル。こちらも錦織にとって決して楽な相手ではありませんし、まして日本のナンバー2である140位の添田よりはかなり格上の選手です。錦織が何とかこの2人を倒して2勝したとしても残る1勝を添田に期待するのは酷でしょう。

 と言ってもカナダのダブルスにはネスターがいます。彼は元ダブルスの世界1位で先日の全豪でもミックスダブルスで優勝しているダブルス巧者。すでに41歳と大ベテランですが、ダブルスならまだまだそのテクニックが生きることでしょう。日本は元来ダブルスがウィークポイントですが、ここで勝ちにいかないとどうにもならないので、錦織と添田のダブルスで臨むことになるでしょう。もう単複とも錦織フル回転しかありません。

 後は地元開催ということで慣れ親しんだ有明のコートと応援の力で劣勢を覆すしかありません。何でもビッグサーバーのラオニッチ対策として有明のコートを遅く塗り替えたとか。残念ながら僕は有明に行けませんが、関東地方に住んでいる方はぜひ有明に駆けつけて日本を応援してもらいたいものです。


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