幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月14日 ● 娘の成人式に思う。

 昨日は成人式。うちの娘も二十歳なので参加しました。朝は振袖の娘を成人式会場の小学校まで送ってきました。「娘ももう大人か」としみじみ感慨に耽ったとか、そういうわけでもなく、僕はさっさとテニススクールにいって汗を流しました。

 昔は子どもが成人すればそれで親の役目は終わり、手が離れてやれやれだと考えていましたが、実際に子どもが成人してみると、そんな単純な話ではありませんでした。なにせまだ大学生です。あと2年も大学の学費を払わなければなりません。そして、その後にちゃんと就職してくれないと困ります。もう24歳になる息子だって何とか働いてはいますが、未だに家にいて学生時代と同じような生活をしています。2人とも何かあるとすぐに自分たちの母親ををタクシー代わりに使うし、とても独り立ちできたとは親の目から見て思えません。

 昭和の頃はもっと子どもの自立が早かったような気がします。大学進学率も今ほど高くなかったですから、ハタチで働いているのは普通でした。もちろん結婚も早かったので、親が50代になればもう孫が生まれていたものです。当時はサラリーマンの定年も55歳でしたから、もうすぐ53歳になる僕は、昭和だったらリタイア寸前。老後をどう過ごすか具体的に計画を練っている年頃です。

 ところが平成の世の中では50代前半はまだまだ先が長いです。年金支給は65歳からだし、結婚も出産も遅い上に、子どもの自立も先延ばしになってしまっていて、ハッピーリタイアメントできる恵まれた60歳なんて、昔と違ってほんの一握りです。「早く生まれたもの勝ち」な世の中なんて構造的に間違っていると思いますが、簡単にそれを是正できる手立ても見つかりません。子どもが成人しても親と一緒にいてくれるのが幸せなことだと、考え方を変えるのが一番手っ取り早いのかも知れません。


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