幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月13日 ● 稀勢の里がまた重圧に負けた。

 大相撲初場所が始まりました。今場所の注目は何と言っても綱取りの稀勢の里。待望の日本人横綱ということでハードルも低くしてもらって「優勝に準ずる」成績を上げれば昇進ができそうです。ただ日本中の相撲ファンの期待を背にしてプレッシャーがかからなければ良いがと心配していたら、本当にそのプレッシャーに押しつぶされるように初日黒星を喫してしまいました。

 相手は豊ノ島。確かに今場所は平幕とは言え過去に三役を何回も務めてきた実力者です。でも横綱昇進を目指す大関がそう簡単に負けて良い相手ではないはずですが、あっさりすくい投げで転がされてしまいました。完全に稀勢の里が自分を見失ってしまったというほかありません。若い頃から「将来の横綱」と期待されながら27歳になってもまだ大関にとどまっているのは、このプレッシャーに弱いせいですが、ここでもやはり悪癖が出てしまったかという感じです。

 今場所は東の正横綱の日馬富士が休場していていません。敵は白鵬ただひとりだと思ったのに、こうして伏兵に足元を掬われているようでは横綱なんてとても無理という感じになってしまいます。前半戦でずるずると負けを重ねたら早々に綱取りは出直しです。稀勢の里がこの1敗で逆に開き直って思い切って相撲を取れるようになれば、まだ可能性は十分あります。1敗だけなら黄信号。でも2敗したら赤に変ってしまいます。横綱昇進をかけるのだからプレッシャーがかかるのは当然。それをはねのけてこそ横綱です。


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