幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月11日 ● 全豪オープン開幕直前。

 さて、今年初めてのグランドスラム全豪オープンがいよいよ月曜日から開幕します。男子はナダルとジョコビッチの2強が圧倒していると思いますが、これに果たして誰が絡んでくるのか?女子は昨年無敵の強さを誇ったセレナの牙城を崩せる選手が現れるのか、そして日本勢はどんな戦いを見せるのか、いろいろとテニスファンとしては気になるところです。

 男子のドローを見ると第1シードのナダルが厳しいドローになりました。1回戦でいきなり地元期待の若手トミック、3回戦ではモンフィスと危険な相手が続きます。そして順調に勝ち上がれば4回戦で錦織です。この対戦は期待です。錦織はフェデラーにもジョコビッチにも勝ったことがあるので、ぜひナダルもどこかで倒してほしいと思います。もっとも錦織はその前に前哨戦でフェデラーを破った好調のヒューイットと3回戦で当たるかもしれません。錦織にとってもなかなか厳しいドローです。そしてナダルは錦織に勝っても次は強敵のデルポトロ。かなり試練が続くタフなドローになりました。

 次に準決勝でナダルと当たるトップハーフのもう一方の山には第4シードのマレー。1回戦がいきなり添田です。添田には何とか世界を驚かせるようなプレーを期待したいところ。マレーも故障上がりで本調子ではないだけに初戦で当たるのは逆にラッキーだと思って臨んでほしいです。そしてマレーと準々決勝で当たる山には第6シードまで落ちたフェデラーがいます。4回戦で第10シードのツォンガと当たるので、この山は誰が勝ち上がってナダルに挑戦するのか、ちょっと予測がつきにくいところです。

 ボトムハーフでは第3シードのフェレールの山が一番混戦というか、どんぐりの背比べの山になりました。有力な選手はベルディヒ、ハース、ユーズニーということで、順当ならフェレールとベルディフの対戦でしょうけど、ここから伏兵や若手がいきなりブレイクしてくることもあり得ます。錦織もこの山に入れたら良かったのに、なんてファンとしては思ってしまいます。

 第2シードのジョコビッチは楽な山に入りました。準々決勝のワウリンカまで問題ないというか、ワウリンカも問題なく片付けそうなので決勝まで楽に勝ち上がることでしょう。ナダルとデルポトロ、マレーとフェデラーが準々決勝で対戦するトップハーフに比べてボトムハーフの何と穏やかなことか。ジョコビッチのために全豪はあるようです。

 女子は第1シードのセレナは4回戦で地元のストーサーとイバノビッチの勝者と当たりますが、まあこのあたりは勝てるんじゃないかと思います。準決勝までは大丈夫でしょう。もっとも早期敗退がたまにあるセレナだけに、どこで足を掬われるかはわかりませんが。準決勝はリー・ナとクビトワの勝者ですから、ここがポイントかも。一発がある2人だけにセレナとしても油断ならないかなり危険な相手だと思います。

 ボトムハーフにはアザレンカ、ラドワンスカ、シャラポワが入りました。こちらは誰が勝ち上がるかちょっと見当がつきません。個人的にはそろそろラドワンスカにタイトルを取ってもらいたいと思っています。また日本勢は土居が1回戦でヤンコビッチ、その次が森田あゆみ、その次が奈良くるみということで、近くに3人入ってしまいました。なおクルム伊達は2回戦でリー・ナと当たる位置です。みんな勝ち上がるには厳しいドローですが、誰かひとりくらい思わぬ快進撃を見せてくれないかなぁ。


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