幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月6日 ● 相性の不思議。

 世の中のストレスのかなりの部分が人間関係だと思います。それは職場だけではなく家庭内でもご近所付き合いでも、親戚付き合い、趣味の仲間でも一緒。とにかく気の合わない人と一緒にいなくてはならないのは本当に疲れるしうんざりするものです。

 ただ、気が合わなくてお互いに嫌いだと感じている人は割り切れるのですが、難しいのはどちらかと言えば好きで仲良くしたいと思っているのに、どうも相性が悪いという場合。食べ物の好き嫌いが全然違う、酒飲みかどうか、海が好きか山が好きか、はたまた街が好きか。朝から張り切るアウトドア派か、夜に強いインドア派か、王道が好きかアングラが好きか。こうしたズレは意外とバカになりません。何とか合わせようとしても徐々に辛くなってきます。

 また例えば片方は広く浅くいろいろな人と付き合うタイプで、もう一方は特定の人と狭く深く付き合いたいタイプの場合。これは狭く深くの方のプレッシャーに広く浅くが逃げ腰になりがち。狭く深くは物足りなくて不満が募りますが、広く浅くはだんだん面倒くさくなってきます。決して相手のことは嫌いじゃないのに、お互いの心地よい距離感が合わなくてうまくいかなくなるのです。

 本音ズケズケ言い合う付き合いが好きな人と、「親しき仲にも礼儀あり」だと思っている人。友達だからこそ頼り頼られお互いに遠慮なしでいきたいと思う人と、友達だからこそ貸し借りは作りたくないと考える人。僕はこれまでこうした性格や嗜好、距離感、考え方の違いから、好意を持っていたり、リスペクトしている割にうまく付き合えなかった人がたくさんいます。

 逆に大して好きじゃないというか、相手のどこを評価していいのかさっぱりわからないような人間なのに、ウマが合って一緒にいて楽だから長年にわたって友達付き合いをしている奴もいます。気が合わないなと第一印象で思っても、なぜかいつまでも付き合っている人からの年賀状を読みながら、相性の不思議さを感じずにはいられません。まあ本当に気が合うのは年賀状の返事もまともに書かない奴だったりもしますが。


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