幹事クリタのコーカイ日誌2014

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1月7日 ● テニスコート利用料の値上げを。

 以前にも似たようなことを書いた記憶がありますが、国家を構成する3要素は中学校の社会科で習ったように「主権」「領土」「国民」、そしてテニスサークルに必要なものは「幹事」「コート」「メンバー」です。国家に領土がないと流浪の民になってしまうように、テニスサークルにコートがないと壁打ちをするか、校庭や駐車場あたりでボールを打ち合うだけになってしまいます。

 僕が30年近くサークルの幹事をしていていつも一番頭を悩ませているのがこのコート取りです。公営コートでもっとも人気のある土曜日午後に3面4時間、それもなるべく交通の便利の良い名古屋市内もしくは近郊で確保するためにあらゆる努力をしてきました。抽選で取り易いコートはどこか、抽選で当たる確率を上げるにはどうしたら良いか、またキャンセルが出やすいコートはどこか、それらを調べて研究して対策を練って、なんとか毎週毎週コートを確保しています。

 コート確保はサークル運営でもっとも重要かつ手間のかかるなミッションなのですが、残念ながらそれを理解していないメンバーもいます。サークルに行けばコートもボールも相手も用意されていて、わずかな実費を払えば楽しくテニスができる。確かにその通りですし、そう感じてもらえるように運営しているのですが、その陰での努力をボランティアで行っているということまで想像が及んでいないのではないかと感じることが多々あります。他サークルの幹事からも「メンバーが非協力的」「理解してくれない」「文句が多い」という愚痴をたくさん聞いてきました。仕事でやってるんじゃないのに苦労して文句ばかり言われて割に合わないと皆感じているのです。

 話がずれました。幹事の愚痴話ではなくコート確保の大変さの話ですが、テニス人口に比べて都会ではコート面数が少なすぎます。逆に田舎に行けばコートは余っています。地価の高いところでテニスをするのは贅沢なのはわかっていますが、せめて都市部の公営コートの利用料金をもっと値上げして、コート面数を増やすことはできないのでしょうか。

 と言うのも、公営コートは安すぎます。驚くほど安いです。しかも土日も平日も料金は一緒。人気があって抽選倍率が高いコートの利用料金を今の数倍に値上げすれば、むやみとコートを独占して余らせているような人たちもいなくなるし、料金が安く使う人が少ない時間帯に流れる人も増えるでしょう。利用者数を平準化すれば収益も上がりコート管理の予算も出るのでもっと面数を増やせるはずです。そうすれば幹事のコート取りの苦労もかなり軽減されます。行政はもう少しそのあたりちゃんと考えてくれないかなぁ。


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