幹事クリタのコーカイ日誌2013

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12月2日 ● 経験の差が音に出るらしい。

 昨日の音楽スクールのクリスマス発表会。僕は一番最後の第3部。ピアノ、サックス、フルート、トランペットなど14人の演奏者がいて、3番目に僕はまずサックスで登場。曲は「ハッピークリスマス 戦争は終わった」。ジョン・レノンのメッセージ性の強いクリスマスソングです。僕とサックスのS先生がアルトサックス、ピアノのMちゃん先生が伴奏。拍子が難しくかなりぎりぎりまで合わせるのに苦労しました。何とかラスト1週間で間に合わせた感じです。

 本番は先生にも言われたので、合わせるというよりも思いきって自分がリードしていくつもりで吹きました。後半になって少し速くなってしまい少々アンサンブルとしてはズレてしまいましたが、そこは先生たちなので何とか合わせてもらって終了。力一杯吹いたせいでラスト近くで息切れ気味ではありましたが、ミスも少なくちゃんと最後まで吹き切れたのですからまあ合格点かなと思いました。自己採点では直後に70点と思いましたが、ビデオで聞き返してみたら75点くらいはつけて良いかもと思い直しました。9回目の発表会にして初めての高得点です。

 不安だっただけにやれやれと思って、しばらく他人の発表を聞きながら飲み食い。緊張感はあっても腹は減ります。最初はウーロン茶でしたが、最後は生ビールまで飲んでしまいました。そして12番目で今度はピアノの連弾。もちろんペアはMちゃん先生。曲は「この素晴らしき世界」。こちらはかなり早い段階で仕上がっていたのでサックスよりは自信があります。ビールくらい飲んでも平気です。

 実際に弾いてみてもほぼノーミス。ちょっとしたタッチミスはありましたが、練習通りの成果は出せたかなという感じで自己採点は90点。かなりの高得点です。2回目の発表会にしてはマシなんじゃないのと感じ、その後のスピーチでも調子に乗ってペラペラと喋ってしまいました。

 ところが終わってから聞いていた人に感想を聞いたら「サックスはさすがに4年以上やっている感じで音が伸びやかにしっかり出ていて良かった。でもピアノはまだ自信なさげな音でビクビク弾いている印象だった」とのこと。あれれ、そうなんだとビックリしました。自分としては自信があったのはピアノで不安だったのはサックスだったのに評価は逆。やっぱりキャリアの差はきちんと音に出ていて聞いている人に伝わるようです。たとえミスをしても良い音を出せる人は出すし、逆にミスはなくても頼りない音はやっぱり頼りない。

 サックスは4年で発表会も9回目、ピアノは2年でやっと2回目。その経験の差が如実に音の差になって出ていたとは。これだから音楽は難しく、そして面白いと痛感した夜でした。



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