幹事クリタのコーカイ日誌2013

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11月28日 ● 小笠原と井端の移籍。

 巨人をFAした40歳の小笠原が中日に、中日との契約更改が折り合わず退団した38歳の井端が巨人に入ることになりました。トレードではないものの、実質的にライバルチームで主力のベテラン内野手が交換されたカタチになりました。それぞれのチームで故障により出場機会が減り来季もあまり出番がなさそうな実績のあるベテラン同士だけに、この移籍は選手にとっても球団にとっても良い刺激になるのではないかと思います。

 小笠原は巨人の充実した戦力の中で守るポジションはありませんでした。1塁にロペスがいて阿部も捕手が辛い時は1塁に回ります。3塁には村田がいます。その点、中日はクラークと契約更新をしないことにしたので1塁がポッカリと空いています。ルナが3塁に戻ってくると森野が1塁を守ることになるのでしょうから、小笠原は森野とのポジション争いになる可能性が高いです。もしレギュラーは獲れなくても代打の層が薄い中日なら切り札にはなれるでしょう。

 井端は守るとしたら2塁でしょう。巨人の2塁はまだ固定されたとは言い難いです。坂本との二遊間ということになれば、下手くそな坂本の守備のレベルアップにも繋がることでしょう。もっとも井端の故障と目が完全に治っていればという前提ですが。中日があれだけ年俸ダウンを井端に提示したのも、その不安が強かったからだと思います。打撃の調子が悪ければ犠牲バントと守備固めがせいぜいです。ただ巨人は井端の持っている技術と知識を欲したのかも知れません。

 なにせ巨人はリーグ優勝したというのに、このオフも補強に熱心です。井端以外にすでに広島の大竹をFAで獲得し、西武の片岡も巨人に入りそうです。中日は大幅な年俸ダウンでかなり補強するためのお金は浮いているはず。これからの巻き返しに期待です。



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