幹事クリタのコーカイ日誌2013

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11月16日 ● 落合GMの説得力。

 落合GMがいち早く中日の契約更改を進めて、すでに54選手が更改を済ませたそうです。これはとても良いことだと思います。早く来季の契約が済めば選手はシーズンオフに落ち着いてトレーニングなり休養なり治療なりを始めることができます。来季がどうなるのかわからない状況ではオフをどう過ごせば良いのか決めるのも難しいことでしょう。また球団としても腰を落ち着けて補強を進められるというメリットもあります。

 その契約更改した54選手のうちアップはなんと約4分の1の13人だけ。維持が6人、残る35人がダウン。しかも減額制限いっぱいのダウンが18人、制限超えも4人というのですから、まさに大鉈を振るったということになります。人件費の削減はなんと7.5億円にもなったそうです。落合監督時代に勝ち続けて上がり続けた年俸を一気に圧縮したことになります。

 当然、この削減した分を使って今後は補強に金をかけることでしょう。大物助っ人外人だって2人くらいは楽に連れてこられそうです。もちろん落合GMのことですから、安易に名前だけで獲得するとは思えませんが、使える金があるに越したことはありません。どういう補強を見せてくれるのか楽しみです。

 それにしてもこれだけの大幅年俸ダウンを選手たちにゴネさせもせずに納得させる落合の説得力はさすがとしか言いようがありません。普通なら「大荒れ」「保留続出」「越年決定」みたいな見出しがスポーツ紙に踊るところを、みな粛々とサインしていくのですから、これはもう落合マジックです。

 恐らく厳密で明瞭な査定基準を示すとともに、来シーズンの目標をはっきりと明示し、どうすれば年俸を上げられるかを具体的に説明しているのでしょう。会社の査定・評価もかくありたいと思わせますが、落合のような上司がごろごろいるわけもないので無理ですね。



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