幹事クリタのコーカイ日誌2013

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11月6日 ● 井端の退団。

 落合GM、谷繁監督になった中日が一気に世代交代を進めていきそうです。その象徴が井端の退団。80%以上の年俸ダウンを提示して折り合わなかったという報道をされていますが、それが本当だとしたら球団の意図は「井端は要らない」ということに他なりません。もし来季も井端が必要だと考えているのなら、そこまでのダウン提示はしなかったでしょう。いきなりの戦力外通知はさすがに井端ほどの選手にできないから、金額が折り合わなかったという形を取ったに過ぎません。

 井端にしてみれば、今春はWBCで大活躍したのに、まさか半年後には引退の危機に陥るとは予想もしていなかったことでしょう。肘と足首の故障で手術をしたということですが、来シーズンには間に合うということなのに実質的なクビとは、それほど彼の故障は回復しないと球団側に思われているのでしょうか。

 ファンとしては悲しい限りです。井端は中日黄金時代の功労者ですし、将来的には指導者になる選手だと思っていました。引退したらそのままコーチになるか、一度外から野球を見るのかわかりませんが、いつか中日の監督にもなるかもと予想していただけに、こんなカタチで球団から追い出すような真似をするとは。辞める時はきちんと引退試合をして送り出したい選手だと思うのですが。

 すでに川上をクビにしていて、それに続いての井端退団。荒木も大幅ダウンで契約更改したそうですし、今季安定した活躍をした岩瀬も現状維持。森野は残留決定らしいですが金銭面の交渉はこれから。和田ともども厳しい金額を提示されることでしょう。山本昌が来季も現役宣言したとは言え、いくら功労者でも来季の活躍次第では井端のようになるぞ、というベテラン陣への強烈なメッセージだろうと思います。厳しい世界です。



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