幹事クリタのコーカイ日誌2013

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9月21日 ● バブルな匂いのパーティ。

 昨夜は日頃付き合いのあるスタジオの創立40周年記念パーティがありました。某シティホテルの一番大きい会場に150人くらいの招待客を集めての盛大なパーティ。発起人も偉い人が4人もいて、招待客も年配のそれなりの地位の人が大半。平均年齢は50才を軽く超えていそうで、僕でも若い方かなという感じ。

 招待客には中日ドラゴンズのOBやタレント、女子プロゴルファーなどの有名人もいます。会場には美味しそうな料理とお酒が並んでいます。さらにスタジオらしく会場の片隅にポートレート撮影コーナーもあって、プロのカメラマンが写真を撮って額に入れて送ってくれるサービスもしています。至れり尽くせり。難を言えばスタジオのパーティなんだから、もう少しモデルも呼んでおけば良いのに、というくらい。キレイどころも数人はいましたが、ほとんどがジジイなので、パッと見た目は残念ながら映えません。

 さらに驚いたのが帰りに貰ったお土産。大きな紙袋にズシリと重い箱がいくつか。まるで昔の名古屋の結婚式の引き出物です。「大きい」「重い」「かさばる」ことが大事。最近ではあまりこういうお土産は見かけません。帰ってから中身を明けてみて驚きました。高級な和菓子、紅白の饅頭、薩摩揚げ、薩摩焼酎。このあたりはわかります。定番の予想がつく中身です。

 あとひとつ残った箱が違和感がありました。なんと今月発売されたばかりの新製品、7インチタブレット「HP Slate 7」が入っていたのです。このタブレットは激安モデルということで「安いなり」の製品だという評判ではありますが、それでも1万4千円くらいはします。そんなものを貰ってしまって良いのかなと思ってしまいます。

 この妙に金をかけた豪華な感じ、呼んだ客の予想のさらに上をいく「おもてなし」感には覚えがあります。今から四半世紀前にあった「バブル」と呼ばれた昭和末期から平成初期のパーティの印象です。あの頃はこんなものではありませんでした。お土産だけではなくビンゴで豪華賞品が乱れ飛んでいました。テレビやらゴルフクラブセットやら海外旅行やらがバンバンと出ていて、1万円程度の賞品など「ハズレ」扱いでした。

 それに較べれば昨夜のパーティはまだまだ常識の範囲内とは思いますが、それでも最近にはついぞなかったバブルな匂いはしました。これは主催者の趣味と言うか、こういう派手なことが好きという性行も多分にありますが、やはりアベノミクスや東京五輪招致で、世の中が少しずつ景気が良くなってきている表れなのかも。ちょっとドキドキしてきます。



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